2026/7/5
本日は、昨晩から乗船していた、北方四島との交流事業などに使用している専用船「えとぴりか号」から下船後、地域未来戦略と地方創生に係る視察のため、富山市内の富士フイルム富山化学第二工場と朝日町を訪問しました。
富士フイルム富山化学第二工場は、国内最大級のバイオ医薬品CDMO工場であり、富山県が進める地域産業クラスター計画において、バイオ・医薬品分野の核となる現場です。

バイオ関連産業は、日本成長戦略における17分野の一つでもあります。
もともと富山県は、江戸時代から長年にわたり、医薬品の開発や製造に取り組み、実績を積み重ねてきた地域です。その知見を最大限に生かしながら、新たな分野への挑戦が始まっています。
実際の製造現場を拝見し、細胞を培養する技術など、大変高度な技術が必要であること、そして人材育成の重要性を改めて実感しました。すでに富山大学や富山県立大学とも協力し、社会人対象の専門研修や寄附講座などの取組みが始まっていると伺いました。
バイオや薬学の分野は、すでに女性が多く活躍している分野でもあります。こちらの工場でも、約半数は女性とのことでした。
私は男女共同参画や女性活躍も担当しています。地方での大きな課題に、若い女性が地元を離れざるを得ない状況があります。女性の活躍の場を増やす女性活躍の視点からも、ぜひ人材育成に力を入れていただきたい旨をお伝えしました。
また、朝日町では、町民生活の基盤づくりとして進められている「LoCoPi(ロコピ)あさひまち」の取組みを視察しました。

この取組みは、共助・共創型のデジタルサービスであり、ポイント付与や決済サービスに、マイナンバーカードのICチップにある空き領域を活用しています。
本日は、決済サービスを利用し、町民のマイカーを活用した乗り合い公共交通「ノッカルあさひまち」に実際に乗車させていただきました。



この仕組みは、小学生や高齢者の見守りサービスにも活用されています。学校、各施設、店舗などへの出入りの際に、専用端末にマイナンバーカードをかざすと、登録されたメールアドレスに情報が送信される仕組みです。このサービスの導入によって、保護者から学校にかかってきていた、こどもたちの帰宅確認の電話が、ほとんどなくなったそうです。
さらに、災害時には、避難所の入り口に専用端末を設置し、マイナンバーカードをかざしてもらうことで、町民一人ひとりがどこの避難所を利用しているか、瞬時に把握することにも活用されています。これまでは、名簿用紙に名前などを書いてもらっていたことを考えると、すぐに正確な情報を役場内で共有でき、緊急時に大変助かります。

地域未来戦略では、産業を発展させていく上で、その地域で安心して暮らし続けられる生活基盤を整えることが重要だと考えています。
朝日町のように、デジタル技術を活用し、幅広い世代が安心・安全に暮らすことができる環境を整えることは、地域経済の発展にとっても欠かせない要素です。
朝日町では、生活基盤の構築とともに、今後、地場産業である農業や漁業の活性化にも取り組んでいく予定と伺いました。
LoCoPiの取組みを進める中で培われたノウハウや人脈は、今後の地域産業の振興にも大いに生かされていくのだろうと感じました。 挑戦を続ける朝日町の今後が、とても楽しみです。
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