山本 しんいち ブログ
10年後を見据えた市役所改革 人財ジャンクション構想が目指す未来
2026/7/7
こんにちは。太田市役所を退職して、太田市議会議員を目指す山本しんいちです。
今から十年後の太田市は、どのようなまちになっているでしょうか。
人口減少や少子高齢化が進み、生産年齢人口はさらに減少すると予測されています。一方で、高齢者への支援、子育て支援、防災、地域経済の活性化など、行政に求められる役割はますます大きくなります。
しかし、市役所の職員を際限なく増やすことはできません。財源にも限りがあります。
だからこそ、私は「今までと同じやり方」を続けるのではなく、「未来を見据えた市役所改革」が必要だと考えています。
そのキーワードが、「人財ジャンクション構想」です。
私は、まちづくりに必要なのは、お金や建物だけではないと考えています。
本当に地域を変えるのは「人」です。
新しい会社を立ち上げる人。
地域で子どもたちを育てる人。
福祉の現場で寄り添う人。
ものづくりに誇りを持つ技術者。
地域活動を支えるボランティア。
夢に向かって挑戦する若者。
長年の経験を次の世代へ伝えるシニア。
一人ひとりが地域の財産であり、「人財」です。
しかし、その人財が十分につながっているでしょうか。
企業は企業、学校は学校、行政は行政、NPOはNPO。
それぞれが素晴らしい活動をしていても、お互いを知らず、連携する機会が少ないことがあります。
これは、とてももったいないことです。
私は、市役所が「すべてをやる組織」である必要はないと考えています。
むしろ、市役所の役割は、人と人、人と企業、人と地域、人と行政を結び付ける「ハブ」になることではないでしょうか。
駅で言えば「乗り換え駅」のような存在です。
異なる路線が交わるからこそ、多くの人が集まり、新しい目的地へ向かうことができます。
私は、そのような役割を市役所が担う未来を描いています。
例えば、子育て世代が「こんなイベントをやりたい」と相談すれば、地域団体や企業、学校を紹介できる。
起業したい若者が相談に来れば、金融機関や専門家、空き店舗の情報、先輩起業家とつながる。
高齢者が「まだ地域で活躍したい」と話せば、ボランティアや学校、地域活動を紹介できる。
障がいのある方が働きたいと希望すれば、企業や福祉事業所、就労支援機関が一緒になって応援する。
市役所がすべてを抱え込むのではなく、地域全体の力を結び付けることで、新しい価値を生み出していく。
それが、人財ジャンクション構想です。
私は、これまで市役所職員として、行政だけでは解決できない課題を数多く見てきました。
一方で、女性起業塾「おおたなでしこ未来塾」や地域のさまざまなプロジェクトでは、行政、企業、金融機関、大学などが連携することで、一人では実現できなかった挑戦が形になっていく姿も見てきました。
その経験から確信していることがあります。
地域の未来は、「誰がやるか」ではなく、「誰とつながるか」で大きく変わるということです。
10年後の太田市に必要なのは、人口が減ることを前提に縮小していく発想ではありません。
一人ひとりの可能性を最大限に引き出し、人と人とのつながりから新しい挑戦を生み出す発想です。
だから私は、教育、産業、福祉、文化、スポーツ、国際交流、地域活動を、それぞれ別々の政策として考えるのではなく、「人を育て、人をつなぎ、人が活躍する」という一本の軸で考えています。
これからの市役所に求められるのは、「管理する行政」でも「指示する行政」でもありません。
市民一人ひとりの挑戦を応援し、地域の力を結び付ける「伴走する行政」です。
そして、市議会議員の役割も、行政を批判するだけではなく、地域の声を政策へつなぎ、新しい出会いを生み出す「橋渡し役」であるべきだと私は考えています。
10年後の太田市が、子どもたちに「このまちで暮らしたい」、若者に「ここで挑戦したい」、高齢者に「地域の役に立ち続けたい」と思ってもらえるまちであるために。
私はこれからも、「人をつむぎ、挑戦が生まれる太田市へ」という想いを胸に、人財ジャンクション構想の実現に挑戦し続けます。
市役所が変われば、まちは変わります。
そして、まちが変わるのは、行政だけの力ではありません。
市民、企業、学校、NPO、地域団体など、一人ひとりがつながり、それぞれの力を発揮するとき、太田市はもっと魅力あるまちへと成長していけると私は信じています。
~人をつむぎ、挑戦が生まれる太田市へ~