2026/7/6
こんにちは。太田市役所を退職して、太田市議会議員を目指す山本しんいちです。
「この手続きは○○課になります。」
市役所でこんな案内を受けた経験はありませんか。
窓口の職員は親切に対応してくれます。しかし、担当部署が違えば別の窓口へ。また別の相談をすると、さらに違う部署へ案内されることもあります。
もちろん、行政には専門性があります。税金、福祉、教育、産業、都市計画など、それぞれ専門知識が必要だからです。
だから部署が分かれていること自体は悪いことではありません。
問題なのは、市民の困りごとは「部署ごと」に起きているわけではないということです。
例えば、子育て中の家庭を考えてみましょう。
子どもの保育園の相談は保育担当、発達が気になると障がい福祉や教育委員会、仕事との両立は雇用や産業支援、住宅に困れば住宅担当と、生活に関わる相談はさまざまな部署にまたがります。
しかし、その家庭にとっては「子育て」という一つの生活です。
困っている人は、制度ではなく生活を送っています。
だからこそ、行政も制度ごとではなく、人の暮らし全体を見て支える必要があります。
私は太田市役所で、商業観光、工業振興、市民税、農業政策など複数の部署を経験してきました。
異動するたびに感じたのは、「隣の部署ではこんな取組をしているのに、お互いを知らない」という場面が少なくなかったことです。太田市役所2000人以上の職員が働く大きな組織です。そのため、内部に知らない人も多く、組織が小さい市町村よりも縦割り傾向が強いです。
それぞれが一生懸命仕事をしていても、情報が共有されず、連携が十分に取れていないために、市民にとって最善の支援につながらないことがあります。
これは職員の努力不足ではありません。
組織の仕組みの課題です。
だから私は、市役所に必要なのは「縦割りをなくすこと」ではなく、「縦割りをつなぐこと」だと考えています。
私はこれを「伴走型行政」と呼んでいます。
伴走とは、ゴールまで一緒に走ることです。
行政が一方的に制度を説明して終わるのではなく、市民や事業者の課題解決まで寄り添う姿勢です。
例えば、起業したい人がいたとします。
創業相談だけで終わるのではなく、補助金、空き店舗、融資、専門家、販路開拓まで関係する部署や民間団体が連携し、一つのチームとして支援する。
子育て家庭であれば、保育、教育、福祉、医療、就労支援が必要に応じて自然につながる。
高齢者であれば、介護だけでなく、健康づくり、地域活動、生きがいづくりまで視野に入れる。
こうした「つながる行政」が、これからの時代には必要です。
私は、これまで女性起業塾「おおたなでしこ未来塾」の立ち上げにも携わってきました。
行政だけでは実現できないことも、民間企業や金融機関、大学、NPO、地域の皆さんと力を合わせることで、多くの挑戦が生まれました。
この経験から確信していることがあります。
地域を変えるのは、一つの組織ではありません。
人と人、人と組織をつなぐことで、新しい価値が生まれるのです。
私が掲げる「人財ジャンクション構想」も、まさにその考え方です。
行政、企業、学校、NPO、地域団体、市民。それぞれが持つ力をつなぎ、一人ではできないことを地域全体で実現していく。
人口減少が進むこれからの時代は、「何を持っているか」よりも、「誰とつながっているか」が地域の力になります。
だから私は、市議会議員として「人をつなぐ役割」を果たしたいと考えています。
道路や建物をつくることも大切です。
しかし、それ以上に大切なのは、人と人をつなぎ、挑戦が生まれる仕組みをつくることではないでしょうか。
行政は手続きを行う場所ではなく、市民の未来を一緒に考えるパートナーであってほしい。
私は、そんな「伴走型行政」を太田市で実現したいと考えています。
市役所の組織は縦割りでも、市民の暮らしは一つです。
だからこそ、行政も人も組織もつながるまちへ。
「人をつむぎ、挑戦が生まれる太田市へ」。
その実現に向けて、一歩ずつ取り組んでいきます。
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ヤマモト シンイチ/46歳/男
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