2026/6/30
【松山市 木下ごう】愛媛県では、自転車に乗るときにヘルメットをかぶることを、早い時期から県の条例で「努力義務」としてきました。
その後、日本全体でも法律が変わり、今では全国で同じように「努力義務」になっています。
つまり愛媛県は、全国よりも先に「ヘルメットは大事です」という考え方を形にしてきた地域です。

ただし、世界に目を向けると考え方は一つではありません。ヨーロッパでは、「ヘルメットをかぶるかどうかは自分で決めるもの」という考え方も広くあります。
同じ“安全”という目的でも、「ルールで決める」のか「個人の判断に任せる」のかで違いがあるのです。
来年2027年に、松山市で「Velo-city 2027」という国際会議が開かれます。これは、自転車のまちづくりについて世界中の人が集まって話し合う、とても大きなイベントです。日本で初めての開催で、愛媛県にとっても大切な機会になります。
このイベントでは、ヘルメットをどう扱うかについても考える必要があります。いくつかの考え方が想定できます。
① 自由にする
ヘルメットをかぶるかどうかは個人の自由にする考え方です。いろいろな国の考え方をそのまま受け入れる方法です。
② おすすめする
ヘルメットを貸し出したり、「できればかぶってくださいね」と伝える方法です。安全も大事にしながら、自由も守るやり方です。
③ ルールにする
イベントに参加するならヘルメットをかぶる、という決まりにする方法です。安全はとても高くなりますが、考え方の違う国とは話し合いが必要になるかもしれません。
④ みんなに渡してかぶってもらう
ヘルメットを参加記念品として渡して、みんなが自然とかぶるようにする方法です。結果として多くの人がかぶる形になります。
この話の本当のポイントは、「ヘルメットをかぶるかどうか」だけではありません。大事なのは、「安全をどう守るかを、ルールで決めるのか、それとも自分で決めるのか」という考え方のちがいです。
この会議は、自転車について世界中の人が集まる特別な場です。そのため、愛媛県の考え方と、世界のいろいろな考え方が出会い、話し合われることになります。ヘルメットの扱いも、その一つのテーマです。
ヘルメットのルールは小さなことのように見えますが、実は大きな意味があります。それは、
ルールで安全を守るのか
自由に任せるのか
そのバランスをどうとるのかという社会の考え方そのものにつながるからです。
Velo-city 2027は、そうした考え方を世界と一緒に考える大事な機会になるのではないでしょうか。
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電力会社出身・44歳
木下ごう
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キノシタ ゴウ/44歳/男
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