2026/5/10
ニュータウンは入居者の高齢化により、さまざまな問題に直面しているとたびたび指摘されてきました。しかし、すべてのニュータウンがそうであるわけではありません。
2018年に発表された『国土交通省住宅局調査』によると、1988年以前に建設されたニュータウンは全国平均よりもはやいペースで高齢化が進んでいきます。一方で、1988年以降に建設されたニュータウンは全国平均を下回ると試算されています。
つまり、「いつ建設されたのか」が重要なポイントになります。
市内には5つのニュータウンがありますが、それぞれ建設された時期が大きく異なります(表を参照)。
| 事業開始年度 | 事業終了年度 | 事業主体 | 計画人口 | |
| 成田ニュータウン | 1968 | 1986 | 千葉県 | 60,000 |
| 久住駅前 | 1993 | 2009 | 土地区画整理組合 | 3,700 |
| 公津西 | 2001 | 2010 | 土地区画整理組合 | 3,800 |
| 公津東 | 1986 | 1997 | 土地区画整理組合 | 11,740 |
| 成田第一 | 1980 | 1991 | 土地区画整理組合 | 6,020 |
成田市でいえば、成田ニュータウンが急速に高齢化を迎えるニュータウンに該当します。その他は緩やかな全国平均よりも緩やかなスピードで高齢化していくと考えられます。
実際、市も成田ニュータウンの高齢化対策の必要性を指摘しています。
では、具体的にはどうすればよいのでしょうか。
国交省と厚労省が共同で発表した「安心住空間創出プロジェクト」は、可能な限り自宅に住み続けたい住民の要望をかなえる街づくりが必要だと指摘します。例えば、24時間体制で在宅医療が受けられるように、在宅療養支援診療所や訪問看護ステーションの設置など、安心安全な団地づくりが提唱されています。
いずれにしても、住民、成田市、UR、医療機関の四者が一体となって、来るべき高齢化に対応できるニュータウンづくりにそなえていく必要があります。次回は各地の具体的な取り組みをご紹介します。
「成田を次のステージへ!」をモットーに、これからも成田市が直面する問題をわかりやすく紹介していきます。
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シミズ ヒロキ/29歳/男
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