2026/7/3

R8第3回野洲市議会本会議の最終日には議案の採決だけでなく、議員が国や県に対して考えを伝える「意見書」の審議も行われました。
そして、その意見書に対し、賛成・反対の理由を議場で述べる「討論」も議員の大切な仕事の一つです。
賛否が分かれる案件だからこそ、その理由を自らの言葉で議場において説明する責任があると考え、私も討論に立ちました。
今回の意見書は、防衛装備移転三原則の見直しを受け、武器輸出解禁の撤回を国へ求める内容です。
意見書では、日本が「死の商人国家」へ突き進んでいるとして、政府の方針転換を厳しく批判していました。
私は、この意見書に反対の立場で討論を行いました。
討論に当たっては、防衛装備移転制度だけでなく、諸外国の制度についても調べました。
その結果、イギリス、フランス、イタリア、カナダ、韓国など主要国では、防衛装備移転において議会の関与を制度として求めていない国が数多くあることが分かりました。
一方、日本では今回、武器の完成品を移転する際には、国家安全保障会議での審議を経た上で国会へ通知することが防衛装備移転三原則に明記されました。
私は、この点は国際的に見ても手続きの透明性に配慮した制度設計であると考えています。
また、同盟国との装備品や維持整備基盤を共有することは、いざという時の円滑な連携につながります。装備移転を一律に否定することは、こうした連携体制にも影響を及ぼしかねないという視点も必要だと考えました。
こうした制度全体を踏まえると、意見書で示された「死の商人」という評価は、そこまで言うのは言い過ぎではないかと考え、私は反対しました。
政治家の仕事は、賛成しやすい案件だけを扱うことではありません。
賛否が分かれるテーマであっても、資料を読み、制度を調べ、根拠を持って議場で意思を示すこと。
そして、自分とは異なる意見にも耳を傾け、議論を重ねていくことが議会の役割だと考えています。
これからも、一つひとつの議案や意見書に真剣に向き合い、自分の考えを分かりやすくお伝えできる議員であり続けたいと思います。
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ホーム>政党・政治家>田中 りょう (タナカ リョウ)>政府のある方針に関する意見書について、私が野洲市議会で反対した理由とは?