「学校に行けない」――その言葉の重さを、私は議員として何度も受け止めてきました。釧路でも、北海道全体でも、不登校の子どもたちは増え続けています。制度や施設だけでは届かない何かが、今の子どもたちには必要だと感じています。その「何か」が、犬かもしれない。そう確信したとき、私はスクールドッグという選択肢に出会いました。
▼ 北海道の不登校の現状
【全国】約35万4千人
小中学生の不登校数(2024年度)。過去最多・12年連続増
【北海道】中学校の不登校率が全国上位5位以内
1,000人あたりの不登校者数で全国平均(67.9人)を大きく上回る深刻な水準。
【北海道内】スクールドッグ導入校 0校
全国でも先進事例はわずかで、北海道にはまだ一校もありません。
① 全国35万4千人・12年連続増加:文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」(2025年10月29日公表)
② 北海道の中学校不登校率:同調査の都道府県別データにもとづく。集計方法により順位は2〜5位の間でばらつきがあるため「全国上位5位以内」と表記。全国平均を大きく上回る水準であることは複数の集計で共通して確認されている。
▼ スクールドッグ協会について
今回の活動のきっかけとなった情報が、動物介在教育の普及を全国で推進するスクールドッグ協会です。犬を中心とした動物介在活動・動物介在教育の理解と普及を目的として活動しており、全国の事業者と学校をつなぐ仲介も担っています。
動物介在活動・動物介在教育の普及を推進。全国の学校・事業者との連携、指導者養成、研究・調査を実施。島根県・開星中高など導入実績あり。
ホームページ:https://schooldog.jp
▼ なぜ今、動物介在教育なのか
犬は人を評価しません。テストの点数も、言葉の流暢さも、関係ない。ただそこにいて、寄り添ってくれる存在です。人間関係に傷ついた子どもにとって、その無条件の受容こそが「安心できる場所」への入り口になります。
海外ではスクールドッグを導入した学校で出席率の向上や情緒的安定の改善が報告されています。国内でも島根県の開星中高など先進事例が生まれています。北海道が次の舞台になれない理由はありません。
▼ 動物介在教育が子どもにもたらすもの
犬は批判せず、比べません。「ありのままでいい」という体験が、傷ついた心をゆっくりほぐしていきます。
犬の世話や簡単なコマンドを教える体験が「自分にもできる」という感覚を育て、自信の土台になります。
「あの犬に会いたい」――そのシンプルな動機が、学校という場所への新しい記憶をつくります。
犬を介することで、子ども同士・子どもと教師の間に自然な会話が生まれます。孤立を防ぐ架け橋になります。
▼ 私が目指すロードマップ
まだ北海道にはプレイヤーがいません。だからこそ、私が政治家として仲間を集め、ゼロから仕組みをつくっていきます。
【STEP 1】賛同者・協力者を道内全域で募る
北海道内で「一緒にやろう」という仲間を広く探しています。動物の専門家だけでなく、子どもたちの居場所に関わるすべての方に呼びかけたい。まず小さく始め、試験導入を重ねることが北海道全域への普及への近道だと考えています。
<動物の専門家>
・ドッグトレーナー・訓練士
・獣医師・動物病院
・動物愛護団体・保護犬団体
<教育・学習の場>
・小学校・中学校・高校(公立・私立)
・幼稚園・保育園・認定こども園
・フリースクール
・特別支援学校・支援学級
<福祉・居場所>
・児童館・児童センター
・放課後等デイサービス
・児童養護施設
・学童保育
・子ども食堂
<不登校支援>
・不登校支援NPO
※ 協力先はあくまで一例です。ここに挙げた以外の方もぜひお気軽にご連絡ください。
釧路に限らず、北海道内の協力校と連携しながら各地で試験導入を進めます。地域の実情に合わせた形で、公立・私立を問わず幅広く実践の場を広げます。エビデンスを積み重ねることが全道普及への近道です。
議会での発言・提案を通じ、動物介在教育を不登校支援施策の一つとして位置づけていきます。釧路市から北海道全体への政策展開を目指します。
道内での成功事例を積み重ね、スクールドッグ協会とも連携しながら全国に発信できる北海道モデルの構築を目指します。
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① 文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」(2025年10月29日公表)
② 同調査 都道府県別データ:中学校の1,000人あたり不登校者数において北海道は全国上位5位以内(集計方法により2〜5位)
③ スクールドッグ協会:https://schooldog.jp