松澤 あいり ブログ

令和8年度予算審査特別委員会、「地域クラブ活動事業」

2026/3/9

部活動の地域連携・地域移行事業について

 

令和7年度は、中学校1校につき1クラブ活動において、休日の民間移行を実施してきました。次年度は事業を拡充するとのことですが、

 

・まず具体的にどのような拡充内容となるのでしょうか。

令和8年度は、現在の各校1クラブ、全24クラブから、各校3クラブ、全72クラブへ
と拡大して実施する準備を進め、10月には全校が実施できるようにいたします。また、各
クラブの指導者を2名体制として、大会の引率や運営等も行えるようにいたします。
 このほか、平日部活動の地域展開に向けて、運動部活動・文化部活動を区内で1クラブず
つ選び、平日についても試行実施してまいります。

 

特に、生徒数の多い部活動においては、安全面の観点からも一人の指導員で対応することへの懸念があると伺っておりました。

次年度からは、2名の指導員体制を可能とするとのことですが、これは指導の質の向上のみならず、安全確保の面からも大変意義のある取り組みであると評価しております。

 

また、試合や大会への同行も可能になるとのことですが、これは大きな前進であると考えます。

 

先日、砂町中学校の休日部活動を視察いたしました。

外部指導員の方が「普段練習を見ているが、練習の成果が見える試合に同行することには大きな意味がある」と話されていました。日々の積み重ねを大会の場で共に確認することは、生徒の成長にも、指導の質の向上にもつながるものと考えます。

 

これまで、砂町中学校のテニス部、そして有明西学園のバドミントン部を視察してまいりました。

指導員の質は大変高く、生徒たちは実にいきいきと活動しておりました。中には、週末のみ活動に参加している生徒もいるとのことで、多様な参加の在り方も実現していると感じました。

 

そこで伺います。

・これほど質の高い人材を、どのような仕組みで確保しているのでしょうか。採用基準、研修体制、地域とのネットワークなど、人材確保についてお教えください。

本区の人材確保の仕組みですが、区独自に優秀な指導者を多数確保することは困難なこと
から、専門性の高い指導者を確保でき、多くのスポーツや文化指導者とネットワークを有し
ている事業者に運営委託をしております。各校への指導者の配置については、教育委員会と
運営団体が十分に連携を図ったうえで、運営事業者において面接や研修を実施して、一定の
基準をクリアした指導者のみを各学校のニーズに合わせて配置しております。また、すでに
部活動指導員として配置しており、質の高い指導ができている方を、指導の継続性という観
点から、休日の地域クラブ活動の指導者として配置した事例もあります。

 

現在、特段の事故もなく、概ね円滑に地域移行が進んでいるとのことです。これは、現委託事業者が丁寧に事業を運営している成果であると受け止めております。

 

現在、実施している試行事業後の次期事業は令和8年10月から開始、委託契約は2回まで更新することが可能と伺っております。 

 

ここで重要なのは、事業者が変更になる場合だけでなく、公募期間中を含め、事業に一切の空白期間を生じさせない体制づくりであると考えます。 仮に事業者が変更となった場合には、指導員がどうなるのかということや、生徒との関係性、学校との連携など、丁寧な引き継ぎが不可欠です。一方で、事業者が継続する場合であっても、公募・選定期間中の不安や混乱を招かない配慮が必要です。 

 

事業者が変更となる場合はもちろんのこと、公募期間中も含め、業者が変わる場合も変わらない場合も、部活動事業に穴をあけることなく、切れ目なく継続できるよう、契約設計やスケジュール管理を行っていただくよう要望します。

 

次に、新たに作成するポータルサイトについて

このサイトは、生徒が参加可能な地域団体の情報を集約・紹介するポータルサイトとのことです。これまで、こうした情報を一元的に把握できる仕組みはありませんでしたので、大変意義のある取り組みだと考えます。

 

・このポータルサイトの目的と意義、そしてどのような活用を想定しているのでしょうか。

生徒が参加可能な地域団体の情報を集約・紹介するポータルサイトについて、お答えしま
す。江東区には、地域のスポーツ、文化芸術団体、社会教育団体などが数多く存在し、多様な
活動を行っております。そこで、新たにインターネットでアクセスできるポータルサイトを作
成し、既に地域でおこなっている中学生が参加可能な活動を紹介いたします。これにより、子
どもたちが、学校部活動に限らず、予定が空いている日に参加できるスポーツセンターで行っ
ているイベント等、希望する活動を主体的に選ぶことができるようになると考えております。
今後、どのような活動をポータルサイトに掲載するか基準を設けたうえで、紹介できる仕組み
を作ってまいります。

 

単なる情報掲載にとどまらず、生徒や保護者の選択肢を広げる仕組みとなるよう要望します。

 

最後に、希望する教員が指導しやすい環境づくりについて

 

部活動にやりがいを感じている教員の思いは、尊重されるべきです。

 

地域クラブ活動事業が単なる教員の負担軽減策にとどまることなく、こどもたちにとってより豊かで安全な活動環境を実現する取り組みとなるよう、区として責任を持って丁寧に制度を構築・運用されることを要望します。

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

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著者

松澤 あいり

松澤 あいり

肩書 江東区議会議員、指圧師
党派・会派 日本維新の会

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