2026/7/2
田川市の将来を考えたとき、最も重要な投資は「教育」にほかなりません。人口減少や厳しい財政状況といった現実があるからこそ、次世代を担う子どもたちが自ら考え、稼ぎ、力強く生きていくための「学力」を身につけることは、まちの存続に関わる最優先課題です。
私が考える「学力」とは、単なるテストの点数だけを指すのではありません。知識を土台としながら、それを活用して課題を解決し、他者と協調して新しい価値を創造する「生きる力」そのものです。佐々木まことの政策と価値観に基づき、田川市でどのように学力を育み、教育の質を高めていくべきか、その具体的なビジョンを提示します。
1.先生の心の余裕が教育の質を決める:教職員の働き方改革
質の高い教育を実現するために、まず取り組むべきは「教職員の働き方改革」です。教育の主役は子どもたちですが、その学びを支えるのは現場の先生方です。
現在、学校現場は長時間労働や多忙な事務作業、部活動の対応などに追われ、先生方が本来の仕事である「授業準備」や「子ども一人ひとりと向き合う時間」を確保することが難しくなっています。先生が疲弊していては、子どもたちの知的好奇心を引き出すような質の高い授業は望めません。
ICT(情報通信技術)を徹底活用して事務作業を効率化し、外部人材や専門スタッフを積極的に導入することで、先生が「教育のプロ」としての仕事に専念できる環境を整えます。「先生の笑顔が子どもの学びを支える」という視点こそ、学力向上のための大前提です。
2.ICTを活用した「個別最適な学び」の実現
子どもたちの理解度や興味関心は一人ひとり異なります。これまでの「全員一斉、同じペース」の授業だけでは、学習についていけなくなる子や、逆にもっと深く学びたい子のニーズに十分応えられない側面がありました。
そこで、1人1台端末を活用したデジタル教材の導入をさらに推進します。AIドリルなどを活用することで、つまずいたポイントを瞬時に把握し、その子に合った課題を提供できる「個別最適な学び」を実現します。デジタル技術は、単なる道具ではありません。子どもたちの「わかった!」「できた!」という成功体験を積み重ね、学習意欲を最大化するための強力な武器です。
3.小・中・高・大の連携による「田川ならではの学び」
学力を育む場は、学校の中だけではありません。田川市には福岡県立大学があり、近隣には特色ある県立高校も存在します。これらの教育リソースを最大限に活用し、小学校から大学までがシームレスにつながる教育環境を構築します。
大学生が小中学校で学習支援を行ったり、高校生が地域課題に取り組む姿を中学生が間近で見たりすることで、子どもたちは「なぜ学ぶのか」「将来どうなりたいのか」という目的意識を明確に持つことができます。地域の歴史や産業を教材にする「郷土学習」と組み合わせ、田川というフィールド全体を学びの場に変えていく。こうしたキャリア教育の充実は、知識としての学力を、社会で使える力へと昇華させます。
4.「居場所」があるから「学び」が始まる:福祉と教育の融合
どんなに優れた教材があっても、子どもが安心して過ごせる「居場所」がなければ、学習に身を入れることはできません。家庭の経済状況や不登校、孤立といった課題を抱える子どもたちにとって、学校や地域に自分の居場所があることは、学びを始めるための絶対条件です。
私は、教育を単なる「学力向上策」としてではなく、「機会の保障」として捉えています。子ども食堂やフードバンク、放課後デイサービスなどと学校が密接に連携し、困難を抱える家庭に早期に支援を届ける体制を強化します。福祉の視点で子どもたちの生活基盤を支え、心の安心を確保すること。それが結果として、学習に向かう意欲を育て、学力の向上につながります。
5.将来世代に責任を持つ「教育への重点投資」
教育への投資は、短期間で結果が出るものではありません。しかし、今ここで予算を惜しめば、数十年後の田川市に大きな負の遺産を残すことになります。
限られた財源を「今だけよければよい」という分野に使うのではなく、将来の田川を支える人材育成に重点的に配分する。これは、政治家として将来世代に対する責任を果たすことにほかなりません。老朽化した学校施設の更新やICT環境の整備、専門スタッフの配置など、必要な投資は果敢に行います。
「田川で育ってよかった、田川で学べてよかった」と、すべての子どもたちが自信を持って言えるまちへ。
教育は、希望です。子どもたち一人ひとりの可能性を信じ、その能力を最大限に引き出すための教育改革を、私は市民の皆様、そして教育現場の皆様とともに、着実に進めてまいります。対立のための対立ではなく、子どもたちの未来という共通の目的のために、田川の教育を一段高いレベルへと引き上げていく。その覚悟を持って、全力で取り組んでまいります。
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ササキ マコト/45歳/男
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