2026/7/2
皆さん、こんにちは。公明党・兵庫県議会議員(神戸市長田区選出)のこしだ浩矢です。
昨日に引き続き、本日は「地域政策要望会」2日目が開催されました。本日は但馬地域および西播磨地域の各自治体の首長・副首長のみなさまにお集まりいただき、それぞれの地域が直面している極めて深刻で具体的な課題について、活発な意見交換を行うとともに、切実な要望をいただきました。
今回の要望会の中で、特に多くの自治体から強い訴えがあり、重点的な議論となった4つのテーマを中心にご報告いたします。

子どもたちのスポーツ・文化活動の環境を維持するための「部活動の地域移行」ですが、現場からは非常に高いハードルがあることが浮き彫りになりました。
特に地理的に広大な地域や、学校の統廃合が進む地域からは、「周辺地域から参加する生徒への対応や移動手段の確保」「指導者などの人材確保や財政支援の必要性」といった具体的な課題が示されました。国や県が一体となり、現場が困惑しないための実効性のあるサポート体制や財政措置を講じるよう、強く求める声が上がっています。
地域の安心を支える医療体制の維持も、待ったなしの状況です。
人件費や物価の高騰、そして診療報酬改定の厳しさから、全国の公立病院の約7割が赤字に苦しんでいるという現状が報告されました。へき地医療の中核を担う公立病院では、医師不足や勤務医の高齢化が深刻です。さらに経常赤字の補填のため、自治体が長期貸付を行わざるを得ない現状も生々しく語られました。こうした状況を踏まえ、公立病院の健全経営に向けた財政措置の強化や、ドクターヘリの安定運行への支援を求める切実な要望が寄せられました。
子育て世代の負担軽減に向け、学校給食、とりわけ「中学校給食」に対する支援を求める声も多く聞かれました。
将来的な完全国費負担による無償化を見据えつつも、それまでの間の「県の負担軽減策」や「恒久的な財政支援の仕組み創設」を求める声が上がっており、自治体の財政力に左右されず、子どもたちに豊かな食と教育環境を提供できる体制づくりが望まれています。
生活圏へのクマの出没件数は昨年から明らかに増加しており、地域住民の安全確保は急務です。
各自治体ではマニュアルの作成、銃猟訓練、目撃情報のマップ化、地域おこし協力隊による対策など、懸命な現場対応を行っています。しかし現状では、「電気柵を設置しなければ罠をかけられない」といった県の規制や、錯誤捕獲時の殺処分に関する運用上の制約があります。現場からは「裁量を広げるためにも運用をもう少し緩めてほしい」という切実な要望が相次ぎました。

上記の4重点テーマのほかにも、地域の利便性向上や活性化に直結する様々なご要望をいただきました。
交通・インフラ整備:JRローカル線の維持・存続、県管理道路の計画的かつ安定的な維持管理、主要道路の整備。
利便性向上:香住駅や浜坂駅など、特急停車駅へのICOCA(交通系ICカード)導入の促進。
地域開発・教育・福祉:地籍調査事業(土地の境界や面積を確定する調査事業)への国・県予算の拡充、医療的ケア児(日常的に痰の吸引や経管栄養などの医療的ケアを必要とする子ども)の通学支援、県立高校の魅力向上や通学エリアの見直し、冠水対策や県営住宅跡地の活用、県民局の在り方の見直しなど。
2日間にわたる要望会を通じて、都市部とは異なる、地方自治体が抱えるリアルで深刻な課題を肌で感じることができました。いただいた要望はどれも、住民のみなさんの命や暮らし、そして地域の未来を守るために欠かせないものばかりです。これらの声をしっかりと受け止め、県議会の立場から国や県に対して必要な働きかけを積極的に行ってまいります。
お忙しい中ご参加いただいた関係者のみなさま、貴重なご意見をいただき誠にありがとうございました!
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コシダ ヒロヤ/58歳/男
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