2025/6/12
こんにちは。再生の道 都政対策委員・目黒区担当の松尾ゆうきです。
本日は、以前お伝えした「東京都の財政状況、特に歳入や借入金の現状」に続いて、歳出(支出)の全体像についてお話しさせていただきます。
まず、東京都の一般会計の歳出総額は約9兆1億円となっています。
これは、地方自治体全体と比較することで、東京都特有の構造がいくつか浮かび上がってきます。
特に注目すべきは以下の点です。
公債費(借金返済や利子など)比率が非常に低いこと
職員の給与などの人件費が抑えられていること
23の特別区(区部)への調整交付金が支出されていること
この調整交付金は、東京特有の制度であり、23区間の財政格差をならすための仕組みです。
また、以前もお伝えしました通り、税収が増加傾向にあることから、歳出の規模自体も拡大しているのが現状です。
「投資的経費」とは、道路整備や学校の建設など、将来の資産形成に必要な支出を指します。
地方自治体全体の平均が約12.5%であるのに対し、東京都では約12.7%。
ほぼ同水準であることからも、東京でも着実に将来への投資が行われていることが分かります。
では、東京都の一般会計はどのような分野に支出されているのでしょうか。
約9兆1000億円のうち、政策的経費(公債費などを除く)に充てられているのは約6兆9000億円です。
その内訳は以下の通りです。
福祉:25%
教育:21%
労働・経済:11%
その他、警察・消防・都市整備など
国の予算と異なり、防衛費等は含まれないため、東京都の歳出は都民の生活に直結する分野に集中しています。
特に社会保障関連の費用が大きな割合を占めていることも、地方自治体全体の傾向と一致しています。
東京都の借金や支出状況は、果たして健全なのでしょうか?
私の見解としては、東京都の財政状況は極めて健全であると考えております。
「実質収支」(歳入から歳出を差し引き、翌年度に繰り越す財源を除いた収支)を見ても、黒字を維持しています。
また、「経常収支比率」(財政の柔軟性を示す指標)も、全国平均より低く、東京都は柔軟で安定した財政運営ができている状態です。
ほかの健全化判断比率を見ても、東京都はあらゆる面で問題がなく、財政の弾力性・持続性ともに非常に高い水準にあります。
今回は、東京都の歳出について、「どのくらいの規模で」「どのように使われているのか」という全体像の把握を目的としてお話しさせていただきました。
より具体的な政策ごとの支出内容や、その効果の検証などについては、また改めて皆さまと議論を深めていきたいと考えております。
引き続き、目黒区から都政を見つめ、都民の皆さまの暮らしがより良くなるよう取り組んでまいります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また次回の更新もぜひご覧ください。今後ともよろしくお願いいたします。
松尾ゆうき 「再生の道」都政対策委員・目黒区担当
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マツオ ユウキ/33歳/男
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