2025/6/11
こんにちは、松尾ゆうきです。
今日は目黒区の誇る「目黒川の桜」と、これからのまちづくりについてお話しします。
目黒川沿いには約800本ものソメイヨシノが咲き誇り、テレビやSNSでも紹介され、全国的な花見名所となっています。春の開花シーズンには延べ300万人以上の花見客が訪れるまでになっており、大変な賑わいです。
しかしその一方で、安全対策や環境整備、地域住民の生活との両立といった新たな課題にも直面しています。今回は、区民の安全と生活を守りながら観光資源を活かすための政策ビジョンについて、考えを共有したいと思います。
まず大切なのは、地域住民と花見客の安全確保です。目黒川沿いは生活道路であるため、広い公園と違い入場規制が難しく、過度な混雑による雑踏事故のリスクがあります。
実際、夜間ピーク時には中目黒駅周辺で満員電車のような混雑が発生しており、2022年のソウル梨泰院での事故を教訓に、目黒区でも強い危機感を持って対応しています。
また、騒音やごみ問題など、地元住民の生活環境に与える影響も無視できません。花見シーズンには深夜まで人が集まり、区役所や警察署に苦情が相次ぐ状況が続いています。
観光の利益を地域に還元する仕組みが必要です。現在の安全対策費や清掃費などは区の予算=税金から賄われており、住民の税金が観光対応に使われることへの疑問も上がっています。
2014年に創設された「目黒のサクラ基金」では、観光客から寄付を募り、桜の保全や環境整備に充てています。これは大変意義のある取り組みですが、さらに一歩踏み込み、持続的に観光収入を地域に循環させる仕組みの構築が求められています。
混雑緩和策として注目されているのが、ダイナミックプライシング(変動運賃制)の導入です。需要に応じて料金を変動させ、混雑時間帯には料金を高く設定することで人の流れを分散させます。
すでにホテル業界などで導入されており、JR東日本・西日本も繁閑に応じた運賃制度を検討中です。目黒川の花見の混雑対策にも、この考え方は応用できると考えます。
ただし、定期利用者や時間選択が難しい人々への配慮、料金設定の分かりやすさなどの課題もあり、行政と鉄道事業者の連携が必要不可欠です。
最後に、私のビジョンをまとめます。
私自身、毎年桜の季節には目黒川に足を運び、その美しさと賑わいに感動するとともに、地域の方々の努力に感謝の思いを抱いています。
観光資源を守り育てながら、地域の暮らしも守る。それが、目黒区が観光都市として一歩進んでいくために必要な視点だと信じています。
松尾ゆうき 「再生の道」都政対策委員・目黒区担当
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マツオ ユウキ/33歳/男
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