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宮本 翔太 ブログ

ASHIYA EDUCATION DAYに参加して感じた、公教育の課題と未来

2025/10/20

ASHIYA EDUCATION DAYに参加して感じた、公教育の課題と未来

 

ASHIYA EDUCATION DAYで感じたワクワク 

先日、兵庫県芦屋市で開催されたASHIYA EDUCATION DAYというイベントに参加しました。

 

 この日のテーマは「これからの学校」

登壇者たちの話を聞いていると、「ああ、みんな同じこと考えてたんだな」と共感する場面が何度もありました。

 

日本の公教育に感じていたモヤモヤや課題、それを変えようとする希望の芽が次々と語られて、

終始ドキドキと希望が入り混じる不思議な高揚感がありました。

 

増える不登校、画一的な授業…日本の公教育の課題

イベントで共有されたのは、今の公教育システムが抱える課題です。私たち誰もが一度は「それってどうなんだろう?」と感じたことがあるポイントかもしれません。代表的なものを挙げると、次のような問題があります。

 

・不登校の増加: 学校に通えない子どもが年々増えており、今や小中学生だけで34万人以上にのぼります。resemom.jp
過去最多という深刻な状況で、「学校に行きたくない」「行けない」子どもが決して特別な存在ではなくなっています。

背景には学業のつまずき、人間関係の悩み、家庭の事情など様々ありますが、「学校に毎日通う」という前提そのものが子どもたちに合わなくなってきているとも言えそうです。                                                        

 

・一斉一律の授業: 多くの公立校では、先生が黒板の前で話し、生徒は一斉に同じペースで勉強するスタイルが今も主流です。

しかしそれでは、理解が早い子は退屈し、わからない子は置いてきぼりになりがちです。実際、ある先生も「同じスピードでやると、暇になる子や、ずっと分からないままの子も出てくる」と課題を感じていました。ktv.jp
画一的な学びでは、子どもの「もっと知りたい!」「自分でやってみたい!」という意欲がなかなか引き出せません。

 

・学校・教師の閉鎖性: 学校が地域や他校との交流も少なく閉じた環境になっていることも問題です。

先生たちも日々忙しく、他の学校の取り組みを知ったり外部の力を借りたりする余裕がない場合が多いですよね。

中学校では教科ごとに先生が分かれており、小学校のように学年チームで授業づくりを共有する文化が薄いとも言われます。その結果、「学校の常識」がなかなかアップデートされず、新しい学び方を導入しづらい土壌があります。

実際、イベントの中でも「学校の外に出て進んでいる所の話を聞く経験も大事」だと指摘されていました。

閉ざされた殻を破り、他所の先進事例に触れることで初めて先生たちの意識に火が付く――そんな現状があるのです。

 

これらの課題を聞きながら、私はうなずきっぱなしでした。「そうそう、そこが今の学校の苦しいところなんだよな」と。

では、これを乗り越えるにはどうしたらいいのでしょうか?

ASHIYA EDUCATION DAYでは、すでに動き出している自治体の挑戦が紹介され、会場の空気がパッと明るくなりました。

 

地方から始まる教育の変革:芦屋市・生駒市の挑戦 

実は今、自治体レベルで公教育を変えようという頼もしい動きが出てきています。

芦屋市や奈良県生駒市はその代表例で、イベントでも両市の取り組みが紹介されました。

「そんなこと公立でできるの!?」というユニークな挑戦に、私も希望を感じました。

 

芦屋市 – 芦屋市が掲げるキーワードは「ちょうどの学び」。一人ひとりの子どもにとって「ちょうど良い」最適な学びを実現しようという理念です。youthexpressjapan.org

 

学力だけでなく個性や興味関心に合わせて、子どもごとに学び方やペースを調整するイメージですね。例えば芦屋市内の小学校では、授業中に子どもたちが自分で学習計画を立て、自分のペースで進める「自由進度学習」に挑戦しています。ktv.jp

 

教室では机を動かし壁に向かって勉強する子、友達と相談しながら進める子など様々で、まさに十人十色の学びの光景。

もちろん最初からうまくはいかない挑戦ですが、「授業を進めるのは先生じゃなく自分だと思えるようになった」など子どもの主体性に変化が出てきたという報告もあります。note.com

 

芦屋市はまた、先生たち自身の主体性も大事にしています。市はこれまで文科省指定の研究校制度をやめ、代わりに有志の先生が自由に研究プロジェクトに取り組めるチーム「ONE STEPpers」を発足させました。note.com

 

教育委員会が事務作業を肩代わりし、先生が熱中できる環境を整えているのです。note.com

 

現在約40名(市内全教員の1割強)の先生が参加し、探究学習や自由進度学習など思い思いのテーマで実践研究中とのことnote.com先生が輝けば子どもも輝く、まさに「子どもの学びと先生の学びは相似形」という考え方ですね。note.com

 

私も芦屋市の生き生きとした姿に、「公教育もまだまだ変えられる!」と勇気をもらいました。 

 

 

 

生駒市  一方、生駒市は学校を地域で育てる取り組みが光っています。

 

生駒市では不登校児童生徒が多い現状がありますが、

ここではそもそも「不登校」という言葉の概念を無くしたいと考えているそうです。

つまり、「学校だけが学びの場じゃない」という発想です。

オンラインで教室に繋がる、自宅や地域で学ぶ、フリースクールに通う――子どもが自分らしく安心して学べる場を柔軟に用意しようと、生駒市は今年「多様な学びの場」づくりに本腰を入れています。

 

実際、学校に来られない子のための居場所づくりや、学校外でも使えるオンライン学習環境の整備などが進められているとのことでした。

 

「学校に来ない=ダメ」ではなく、その子なりの学び方を認めてサポートする姿勢に、「なるほど、そう来たか!」と目からウロコでした。 

 

さらに生駒市が力を入れているのが、学校と地域社会の連携です。

 

イベントでも紹介されたのは、生駒市内の中学校で行われたあるキャリア教育の実践でした。

 

地元のプラスチック製造企業と協力し、生徒たちが実社会の課題に挑戦するプログラムです。

具体的には、工場見学を経て、生徒たちが長崎県・対馬の中学生とオンラインで交流しながら「海洋プラスチックごみを減らすには何ができるか?」を考えました。

 

チームごとにアイデアをプレゼンし、優勝したチームは大阪万博の会場で発表までしたそうです!

さらには生徒たちの考えた製品を企業が本当に製品化してくれて、イベントで販売するところまで体験しました。

 

地域企業や遠く離れた島の学校と手を組み、

子どもたちが社会課題の解決策を考えて形にする――まさに学校を教室の外と繋げた学びですよね。

 

生徒たちは自分たちのアイデアが社会に届く喜びを感じ、大きな自信を得たと言います。

 

その証拠に、「自分には良いところがある」と答えた生徒の割合がこの取り組み開始後グンと上がり、

今年度は87~88%と前年より6ポイントも向上したそうです。

 

これはすごい成果ですよね!

 

生駒市では他にも、地域住民との対話イベントや企業人講師を招いた授業など、学校の敷地を越えて人や資源が行き交う試みが増えています。

 

まさに「学校をみんなで育てる」という言葉がぴったりで、聞いていて胸が熱くなりました。

 

 

 

AI時代の学校は何をする場所?🤔

イベント後半では、「AI時代における学校の存在意義」についてのディスカッションがありました。

 

確かに今は、家にいてもオンライン教材やAI先生で勉強できる時代です。

実際、ある登壇者は「家で自分にピッタリ合ったAIドリルを使った方が効率いいんじゃないか?」と問いかけました。

 

スマホひとつで個別に学習できるなら、「学校に行く意味ってあるの?」と考えてもおかしくありませんよね。 

 

でも、議論を聞いていて私がハッとしたのは、

やっぱりみんな“人と人が直接会う価値”を改めて感じているということでした。

 

コロナ禍で学校が休校になったとき、子どもたちは「早く学校行きたい!」と口々に言っていたそうです。

 

どんなに便利なオンラインツールがあっても、教室で友達や先生と会う喜びには代えられない、

と私たちはあのとき気づいたんですよね。 

 

AIは確かに勉強を個別最適化してくれます。

苦手な問題を集中的に出してくれたり、理解度に応じて次のステップを提示してくれたり、

ある意味最強の家庭教師になり得ます。

 

でも、あるパネリストの言葉が心に残りました。

「AIがいつも自分に都合のいいことばかり言って褒めてくれたら、気持ちはいいけど人間的な成長には問題があるかもしれない」と。ハッとしませんか?

 

学校に行けば、自分とは全然合わない考えの人やケンカしちゃうような友達にも出会います。

 

それって確かに居心地は悪いけど、そういう葛藤や対立を通して人は成長するんですよね。

 

AIの中では自分の好きなものだけ見ていれば済むけれど、リアルな学校ではそうはいかない。

 

だからこそ、人とのぶつかり合いから学ぶことがたくさんあると改めて思いました。 そして最後に出た結論はシンプルです。

 

「生身の対話こそが学びの本質」ということ。顔を合わせ、声を聞いて、感情を交わしながら学ぶ体験は、

 

どんな最新AIにも代替できない価値を持っています。知識を得るだけならネットでもできるけれど、

学校は「人とつながり、共に成長する場」なんだと、会場のみんなが再確認した瞬間でした。

 

AI時代だからこそ、学校には人間らしさを育む役割がますます求められるのでしょう。

 

まずは対話から始めよう!地域から未来を変える🌱

 

ASHIYA EDUCATION DAYを通じて感じたのは、「公教育は決して行政や専門家だけのものじゃない」ということです。

 

印象的だったのは芦屋市の方のこんな言葉です。

学校も教育委員会が作るんじゃなくて、子どもたち・先生方・地域の人・保護者…みんなで作るもの

 

教育って上から与えられるものじゃなく、私たち一人ひとりが関わって形作っていくものなんですよね。

 

会場には芦屋市民以外の参加者もたくさんいましたが、

それも「いろんな人に関わってほしい」という市の想いからだそうです。

 

まさにオープンな姿勢で未来の学校像を考えようとしているのだと感じました。 

 

では、私たちも今日からできることは何でしょう?難しいことはありません。

 

まずは対話を始めることだと思います。

 

自分の住む地域で、学校の先生や保護者仲間、地域の大人たちと「うちの学校、もっとこんな風になったらいいよね」「子どもたちにこんな学びをさせてあげたいね」と語り合ってみるんです。


最初は井戸端会議のような雑談でもいいじゃないですか。それがきっと第一歩になります。

 

芦屋市でも生駒市でも、最初のきっかけは市民や教師の声からでした。

小さな対話がやがて行政を動かし、学校を動かし、子どもたちの未来を動かすかもしれません。 

 

私もイベントの熱量そのままに、さっそく地元の仲間に声をかけてみようと思います。

 

「学校ってどう変えたらもっと面白くなるかな?」って。皆さんもぜひ、身近なところから語りかけてみてください。

 

公教育の未来は、決して他人任せではなく私たちの手で作っていけるものです。

 

希望を胸に、一緒に一歩を踏み出してみませんか?

 

きっとその先には、今よりもっと子どもが笑顔になれる学校が待っているはずです。🚀

 

引用


 

不登校実態調査、34万人超の現状明らかに | リセマム

https://resemom.jp/article/2025/01/14/80241.html

 

子どもが自由に計画し学ぶ『自由進度学習』を公立小学校で実践 50年前に導入した小学校も 理解度に差が出る従来の授業とどう違う? | 特集 | ニュース | 関西テレビ放送 カンテレ

https://www.ktv.jp/news/feature/240724-gakkou_jugyou/


芦屋市が目指す教育のかたち–髙島崚輔市長に聞く – Youth Express Japan

https://youthexpressjapan.org/2025/05/ashiya_takashima2/


子どもが自由に計画し学ぶ『自由進度学習』を公立小学校で実践 50年前に導入した小学校も 理解度に差が出る従来の授業とどう違う? | 特集 | ニュース | 関西テレビ放送 カンテレ

https://www.ktv.jp/news/feature/240724-gakkou_jugyou/


研究指定校、やめてみました|こどもの主体性は、先生の主体的な取組から。〖芦屋市の2024年①〗|高島りょうすけ | 芦屋市長

https://note.com/takashimaryosuke/n/n53fc2b44233a


 

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著者

宮本 翔太

宮本 翔太

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