小笠原 だいすけ ブログ

【2026年度4月常任委員会】今年度は農林水産委員会!給食と花粉とホタテのこと。

2026/4/10

今年度は農林水産委員会となりやした。日本全体の自給率が38%の中、青森は全国4位(120%前後、カロリーベース)、第一次産業就業者比率は全国1位であったりする青森県の農林水産業は重要であり、たくさんの課、グループ、事務所がある。

で、今年度一発目の常任委員会はこんなことを聞きました。

 

●学校給食における県産食材の利用促進

→県内の学校給食で、県産食材がどれくらい使われているのか。

また、もっと使ってもらうために県として何をしているのか、という質問。

令和6年度の県産食材利用率は、重量ベースで65%、金額ベースで52%とのこと。

米や牛乳はほぼ県産。

一方で、野菜、果物、水産物などは、収穫時期や価格、供給量の関係で一部利用にとどまるものもあるようだ。

にんじんは約45%。

豚肉は72%。

肉の加工品は18%。

けっこう差がある。

給食で県産食材を使うことは、単に「地元のものを食べよう」という話だけではなく、子どもたちが青森の食を知る機会でもある。

そして、農家さんや水産業の方々を支えることにもつながる。

県では、栄養教諭などに対する視察研修会、冷凍加工野菜などのリスト提供、県産食材を使った調理講習会などを実施。

また、いつもの給食に、他の市町村の県産食材を一品加える「一品プラス」という取組も実施中。

昨年度は15市町村、187校、39,609人分の給食で実施。

八戸市産の毬姫牛。陸奥湾産のベビーホタテ。十和田市や新郷村産の飲むヨーグルト。

普通にうらやましい。私も食べたい。

ただ、まだ実施していない市町村も25市町村あるとのことなので、さらに広がってほしいところ。

●花粉の少ない森づくり

→花粉症対策についての質問。

花粉症というと、薬、マスク、空気清浄機、そして気合いになりがちだが、実は林業政策とも関係あり。

県では、花粉量が従来品種の1%以下である少花粉スギや、花粉量が少なく成長が早いスギ特定母樹の苗木を生産・植栽しているとのこと。

昨年度は、少花粉スギと特定母樹を合わせて約5万7,000本を生産。

青森市や十和田市など、約120ヘクタールに植栽。

今後は、令和15年度以降に苗木生産量を約160万本、植栽面積を約800ヘクタールと見込んでいるとのこと。

なかなかの規模である。

ただ、花粉の少ない苗木を植えれば終わり、という話ではない。

伐って、使って、植える。

この循環型林業が大事。

花粉症対策であり、森林整備であり、県産材利用であり、林業の話。

私も車に黄色い粉がついているのを見るたびに、春を感じるより先に少し絶望するタイプ(弱花粉症)なので、着実に進めてほしい。

●陸奥湾ホタテガイ産業の再生

→最後は、陸奥湾ホタテ。

高水温の影響などで、陸奥湾ホタテはずっと深刻な状況。

県では「陸奥湾ホタテガイ産業のあり方検討会」を設置した。高水温を前提としたホタテ養殖のあり方、副業魚種、代替魚種、陸上養殖の可能性などを検討していく。

答弁では陸奥湾ホタテガイ総合戦略の改定も考えており、10月頃であるとのこと。

また、陸奥湾ホタテガイ養殖将来モデルの策定は今年度末をめどにするよう。

今年が勝負になるかもしれない。

そして北海道産稚貝の移入についても確認。

むつ湾漁業振興会がガイドラインを策定し、県も麻痺性貝毒のモニタリング検査を月1回から週1回に増やしているとのこと。

一方で、現時点でどのくらい道産のホタテが移入されているのか、県としては把握していないとの答弁。

また、どれくらい稚貝が足りていないのかについても、具体的な数字は持ち合わせていないとのこと。

あれ。それはどうなんだろう。

もちろん漁協さんにもいろいろな事情があるのだろう。

ただ、戦略を立てるなら、実態把握がないと元も子もない。ここはしっかり確認してもらいたい。

陸上養殖については、施設整備などの初期費用、水温管理などのランニングコスト、餌の確保などの課題があり、実現にはかなりハードルが高いとのこと。

そりゃそうだろうな、という感じではあるが、いろいろな可能性を検討すること自体は大事。

副業魚種、代替魚種、養殖のあり方。

深まる議論に期待。

最後養殖残さの活用についても質問。

ホタテ養殖で出る残さは、現状では事業系一般廃棄物として扱われ、排出する漁業者側に適正な処理が求められる。処分費用も大きな負担。

一方で、陸奥湾は植物プランクトンの増殖に必要な栄養塩が外洋に比べて少ないため、県では、養殖残さを栄養塩の供給源として使えないか調査するとのこと。

廃棄物ではなく、有用物として使える可能性。

ようやく、処理費用の軽減にも、陸奥湾の餌料環境の改善にもつながるかもしれない。

 

ざっと(全くざっとしていない)こんな感じです。

給食。花粉。ホタテ。

農林水産、守備範囲が広すぎる。

そして全部、青森で暮らす私たちの生活とつながっている。

今日もここまで長文読んでくれたあなた!ありがたう!!

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小笠原 だいすけ

小笠原 だいすけ

肩書 青森県議会議員
党派・会派 立憲民主党

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