高月 よしお ブログ

山口県田布施町から発信! 上関町中間貯蔵施設建設反対の議員提出議案への私の思いと対応について

2025/3/22

上関町中間貯蔵施設建設反対の議員提出議案の対応について 
(長文ですみません) 
 昨日田布施町議会3月定例会最終日に行われました、議員提出議案3件について、質疑並びに討論ののち採決が行われました。

 ニュースにもなった、上関町中間貯蔵施設建設反対は、議員提出議案第2号になります。 
質疑なく討論になりました。 
私は議員としてこの議案に反対の立場で3番目に討論に立ちました。
まず冒頭に、某新聞社が選挙結果の記事で、昨年の陳情を継続審査にしたものは、全て推進派と記載し、それに関わらなかった議員まで、取材もなしに推進派と断じたことへ苦言を呈しました。このような記事を1社でも書くようでは、伝統ある新聞業界も地に落ち、信用を無くしてしまいます。

 この記事について他社の新聞記者さんから、高月さんは推進派ですか?今までの議会の発言を聞いていたが、推進派とは違うと思うのですが、某新聞社から取材はありましたか?と連絡いただきました。
 しっかり見てくださる記者さんはいらっしゃるのだと、嬉しく思いました。
私は個人的には中間貯蔵施設建設に反対です。そりゃないほうが良いです。しかし議会人である議員の立場では、国、事業者の事業に対する説明を受け、議会としてしっかり議論し結論を出すべきと申し上げました。無知である中での勝手な思い込みで結論を出すのではなく、しっかり聞いて判断すべきです。

 それは何故かと言うと、昨年2度福島を訪れ、出会った小冊子を読んだからです。 
(下の写真は2024年版です。) 
福島ハイスクールアカデミーで2023年から毎年、福島他の高校生がスウェーデン、青森、福島の高レベル放射性廃棄物処分の現状を見て感じたことをまとめた冊子です。 
 そこには日本には対話がないということ、国や事業者からは一方的な説明で住民に寄り添わないことや、逆に住民の方は、本当は身近であるはずの原子力問題に対して、関心が低かったり、はなから否定してかかったり、決めつけた意見を持ってしまっている印象を受ける。と書かれています。まさにその通りだと思います。私も同感です。何故反対と声高に言うのなら、その声を国や事業者にぶつけないのでしょうか。

2023年版のリンクです。 
http://happyroad.net/2024/08/27/ふくしまhigh-school-academy2023-副読本/

こちらが2024年版です。 
http://happyroad.net/2024/12/31/ふくしまhigh-school-academy-2024-日本語版-副読本/

それぞれPDFをダウンロードされると読んでいただけます。

 議員として、まずは公正な耳でしっかり聞いて、分からないところは質問し、満足のいく回答を得なければ反対をする。まずは聞くことから始めることが大切で、今の時点では反対する時期ではないと私は思っています。プロセスが間違っている、そういう意味で議案に反対を表明しました。

今回の議案第2号は討論の応酬で、 
結局賛成多数で可決されました。 
(賛成6、反対5)

 最終日前、即反対派(便宜的にこう呼びます)と言われる議員からは、 
国、事業者の説明は聞かなくてもいい。 
民意だから早く議決しなければならない。 
と言う焦った言葉が聞こえてきました。これが本当に田布施町の民意なのでしょうか。

 疑問に思っていたことがあります。今回反対を表明している6名は、何故当事者である中国電力、上関町へ反対の陳情をしないのであろうか。何故決定権者へ出さないのか。非常に不思議である。昨日のニュースでも触れられていましたが、田布施町には決定に関して何の権限もないのです。

即反対派の議員がこの討論の中で、町民の9割は建設に反対だと述べられていました。議会でそんな確証のない数字をよく言えるもんだと驚きました。 
それだけおられるのなら、今回の選挙はさぞ投票率が高かったでしょうし、即反対派は全員上位当選だったはずです。9割という数字の根拠を教えていただきたいものです。

即反対派が言う選挙で民意が示されたと言う根拠を検証してみましょう。 
甚だ乱暴な分け方になりますが、即反対派6名の得票が全て建設反対の方との仮定です。 
当日有権者数1万2205名。 
投票者数は6463名。 
即反対派6議員合計で3225票。 
即反対派の得票率は49.99%です。全有権者数からすると、得票率は26.42%です。多く見積もってこの割合です。

全有権者の26.42% 
全投票者の49.99% 
これが、即反対派が言っている田布施町の民意といわれる数字です。 
この数字で本当に民意と言えるのか? 
即反対派が全員当選したから民意と言います。しかし議会の半数なんです。それで民意というのは如何かと思います。まして得票率は半数に僅かに届かない。全有権者数の26%余りです。 
民意という言葉を情報操作で演出していることに、ものすごく違和感を感じます。

今回即反対派は、事あるごとにメディアを使って、田布施町の民意は反対ということを声高に煽っていました。メディアも度々議員に呼びだされ、ご苦労様です。 
それなら田布施町のイベントなどメディアへの告知の際は、是非優先的に取材にきてもらいたいものです。

更に国、事業者に説明を求める議員提出議案第3号についても、即反対派から、建設反対の議案に対する嫌がらせかと言う発言が出る始末です。即反対派は説明も聞かず反対すればいいと言う考え方、片や説明はしっかりしてもらわないと判断できないと言う考え方、どちらも議員が出した議案です。 どうして嫌がらせなんでしょうか。
こちらも賛成多数で可決されました。 
(賛成6、反対5)

今定例会は、様々考えさせられた議会でした。この混乱はこれで一区切り、切り替えて全議員が、まちづくりに向け邁進していかねばなりません。時は待ってくれません。まずは議会の正常化です。更に改革をしていかなければなりません。 
私は議員の質の向上を図り、議会改革を進めるため、 
「議会基本条例」制定の必要性を確信しました。 
議会基本条例は全国1788議会のうち、令和6年4月1日時点で、1027議会が制定されています。 
制定率57.4%になります。 
議会での基本的ルール、議会、議員の使命と責務、町民と議会、議員の関係等しっかりと条例により明文化し、次世代へ繋いでいく必要性を痛感しています。

 私は密かに昨年より条例の起案策定に取り掛かり、条例の骨子は出来上がりつつあります。議会へ議会改革特別委員会の設置を提案し、実現に向け取り組んで参ります。

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著者

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高月 よしお

肩書 議会広報委員会委員長・議会運営委員
党派・会派 無所属
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