2026/7/4
【視察報告】平時と災害時を兼ね揃えた設計 防災児童館複合施設アカリエ(R8/7/2 富山県立山町)
会派「自民プラス」で、富山県立山町の「防災児童館複合施設アカリエ」について視察させていただきました。
■平時は子どもから大人まで集う交流施設
本施設は、富山県立山町に開設された、地域の防災拠点と子育て支援の場が融合した革新的な複合施設です。総事業費は約 18 億円(国庫補助等 12 億円)、延床面積 1,497 ㎡とコンパクトな施設です。平時は「防災センター」と児童館「こどもホーム」として、充実した屋内遊具を備える全天候型の子どもの遊び場や多世代の交流拠点として機能しています。また、快適な環境づくりのため、ピーエスグループの放射冷暖房システムが導入されている点も大きな特徴です。今回は 7 月の訪問でしたが、冬場の暖かさはかなりのものだそうです。
■災害時は安心安全な防災施設
一方、災害時には迅速に避難所や防災拠点へと切り替わる動線が確保されており、日常のコミュニティ活動がそのまま非常時の備えにつながる先進的な設計となっています。可動式舞台の下に段ボールベッドが格納されていたり、防災倉庫や職員の詰め所機能があったりと多くの工夫がありました。
■財源、防災力、施設愛
開館直後から多くの住民に利用され、地域のハブとして機能しています。防災と福祉の緊密な連携により、日常的な安心感と有事の即応性を両立させる施設づくりのあり方は、今後の地方自治体における複合施設開発の非常に優れた先進事例です。防災機能を高めることにより、国からの財政支援(緊急防災・減災事業債)を活用でき点も、財源不足に悩まされる足利市の参考になりました。また、徹底した省エネ・創エネで『ZEB』の認証を受け、ランニングコストを抑えている点、市民ワークショップを沢山開催して施設愛を育んだ点など、次世代公共施設のあるべき姿を見たように感じました。





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