2026/3/7
子ども政策について、極めて重要なテーマを取り上げました。
それが、子どもへの性暴力をいかに防ぐかという問題です。
近年、学校や保育の現場において、盗撮をはじめとした卑劣な事案が後を絶ちません。
被害を受けた子どもたちは、心身に深い傷を負い、その影響は長期にわたります。
これは断じて許されるものではありません。
そして同時に、「未然に防げなかった社会の責任」でもあると私は考えています。
■ 日本版DBSが動き出す――しかし問われるのは“運用”だ
本年12月、いわゆる「日本版DBS」がスタートします。
子どもと接する職に就く者の性犯罪歴を確認し、
加害の再発を防ぐ仕組みです。
制度としては大きな一歩です。
しかし、はっきり申し上げておきたいのは――
制度は作るだけでは意味がない。機能して初めて価値がある。
ということです。
■ 区は本気で子どもを守るのか
とりわけ問われるのは、基礎自治体の姿勢です。
区立の小・中学校、保育園では、制度対応が義務付けられます。
つまり、現場でどう運用するかは、区の責任に直結します。
私は今回、あえて具体的に問いただしました。
• 現職教員・職員の性犯罪歴照会をどう進めるのか
• 照会結果が出た場合、どのように対応するのか
• 極めて機微な個人情報を、どう管理するのか
どれも“逃げられない論点”です。
ここが曖昧なままでは、制度は形骸化します。
■ 民間を置き去りにしては意味がない
さらに見逃せないのが、民間事業者への対応です。
認可外保育施設、学習塾、スポーツクラブ――
子どもたちは、こうした場にも日常的に通っています。
しかし、日本版DBSの利用は任意です。
だからこそ問われるのは、行政の関与のあり方です。
• 周知は本当に行き届くのか
• 導入のハードルをどう下げるのか
• 「安全な施設」であることを示す仕組みをどう普及させるのか
ここに踏み込まなければ、
「制度があっても守られない子ども」が確実に生まれます。
■ 「子どもの最善の利益」は本気で守られているか
「子どもの最善の利益」
これは、すべての子ども政策の原点です。
しかし、その言葉が“理念”で終わるのか、
“現実”として機能するのかは、行政の覚悟にかかっています。
私は、今回の質問を通じて、
区の姿勢と具体的な取り組みを明らかにすることを求めました。
子どもを守るということは、
きれいごとではなく、現場の厳しい運用と責任の積み重ねです。
この問題については、今後も厳しく見ていきます。
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ホーム>政党・政治家>加藤 たいき (カトウ タイキ)>子どもを守る覚悟が問われている――日本版DBSと自治体の責任