2026/3/30
3月28日、高槻市が整備を進めてきた「危機管理センター」の説明会に参加しました。地元市議会議員の皆様とともに施設を見学し、その機能と意義について理解を深めてまいりました。

本センターは、市役所総合センター6階に整備され、4月1日より供用開始となります。整備費用は約2億8,771万円。災害時における迅速な対応と市民の命を守るための中枢拠点として、大きな役割を担う施設です。
最大の特徴は、災害発生時に必要となる情報収集、分析、意思決定、そして指揮命令までをワンフロアで一体的に行える点です。これにより、従来のように各部署が分散して対応する体制に比べ、迅速かつ的確な判断が可能となります。災害対応において初動のスピードは極めて重要であり、本センターの整備はその質を大きく高めるものです。

今回の整備は、平成30年の大阪北部地震で浮き彫りとなった課題を踏まえたものです。当時は庁内の情報共有や外部機関との連携において改善の余地がありました。これまで訓練時には臨時で設けていた災害対策本部も、今後は常設設備として運用され、より実践的な訓練が可能となります。
また、本センターは災害時だけでなく、平時の防災力向上にも活用されます。地震・水害・土砂災害を想定したVRによる体験型の啓発や、市民向けの研修・訓練の実施に加え、危機管理室の執務機能や通報受付を担うコールセンターとしての役割も果たします。自助・共助の意識を高める拠点として重要な機能を持っています。
さらに、通信インフラの確保として衛星通信サービス「スターリンク」が導入されています。災害時に光回線が途絶した場合でもインターネット接続を維持できる体制が整えられており、情報の途絶を防ぐための大きな備えとなります。

今回の視察を通じて、災害に対する備えは設備の整備だけでなく、日頃の訓練や市民の意識向上と一体で進めることが重要であると改めて実感しました。今後もこうした取り組みをしっかりと後押しし、地域の安全・安心の確保に努めてまいります。
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