2026/5/6
このゴールデンウィーク、家族で山梨の釈迦堂遺跡博物館に行ってきた。もちろん、お目当ては「縄文土器」だ!
この釈迦堂遺跡は、高速道路とサービスエリアを建設するにあたって出てきた遺跡。なので、釈迦堂PAに車を停めて、階段をあがり、博物館を訪れることができる!
今回のお目当ては、地域の縄文土器が集合する企画展「 Jomon Collectionー甲府市、中央市、南アルプス市、市川三郷町」とG.W.に開催されるという「バックヤードツアー」だった。
まずは、企画展。4つの市町それぞれに縄文時代の集落があり、それぞれの地域に、それぞれの縄文土器が作られていて興味深かった。
美しい持ち手は中が空洞で下まで続いている。しかし、常設展もかなり良かった。土偶は、「しゃかちゃん」と「しゃこちゃん」という名前がつけられ、博物館の人気キャラクターになっている。この二人以外にも、たくさんの土偶が。これら土偶の後ろも、綺麗に作られている。手を抜いてない!そして、常設展の中でも圧巻は、「水煙文土器」。素晴らしい!!!
この美しさ!取っ手の中は空洞。素晴らしい水煙文土器。火焔型土器も有名で、私も大大大好きだが、こちらも水煙文土器もまた美しい。山梨の周辺で出てくるのか、以前、山梨県立博物館で、水煙文土器を集めた「圧巻の」展覧会をみたことがある。この釈迦堂遺跡博物館の水煙文土器もまた、素晴らしいものだった。
このブログを長く読んでくださっている方はご存知の通り、私自身、縄文土器づくりを体験した。だからこそ、この水煙文をどう作ったのか、もうずっと見入ってしまった。それにしてもすごい技!こうやって作るのか!と理解できたような気がするが、それを実際に制作することがどれだけ難しいかは、作ったことがあるからこそ、わかる。
縄文人たちの能力の高さ!これだけのものをどうやって作れるようになったのか。私にはミステリー。謎と憧れは深まるばかりだ。
そして、バックヤードツアー。実は、この日、高速で交通事故が発生。やっとのことで10:30スタートのツアーには間に合ったのだが、なんと満員御礼!11:20スタートが設定されたので、こちらに参加。最近、博物館関係で、このバックヤードツアーが流行っていますね。流山市立博物館はやらないのでしょうか?
若手の学芸員Hさんがアテンドしてくださリ、あらゆる質問に答えてもらった。収蔵数は、何と30万点!重要文化財となっているものは、常設展などに展示しているが、バックヤードにもあるそうだ。綺麗に分類されている。
このツアーのご褒美は、縄文土器の本物を触らせてもらえたことだ。美しい水煙文土器の取っ手などをしっかりと触ることができた。中には、縄文人が撫でた跡もあったりして、時間を超えたリンクを感じた。
また、師匠と弟子の作品の比較や、物凄く細部にこだわった土器が紹介され、縄文時代に、様々な創意工夫で、自分の形をこだわって作っていった職人たちの姿が、生き生きと伝わってきた。
発掘当時に、発掘した人たちが作成した詳細なメモや実物大の模写などもきちんと保管されていた。発掘したのは、地域の人たちや学生たち。発掘した学生の中には、現在著名な考古学者になった方もいるそうだ。現在では、3Dを使ったりもするようだが、「描いてみないとわからないこと」があると思う。だから、描くことは、研究者にとって、極めて重要なのではないかと思う。
未整理の土器などは、地域の考古学が好きな方たちや学校で子どもたちにも見てもらって教材にしているそうだ。みんな「手が汚くなった。」と手の土(縄文時代の土です!)を払ったりしてるともおっしゃっていたが、この中で、数人でも、この地域の釈迦堂遺跡や考古学に興味を持ち、これらの出土物を大切に守っていく人材が生まれたら素晴らしいと思う。
H学芸員さんによると、30万点という、これだけの土器が出てきた釈迦堂遺跡周辺は、土器の産地だったのではないか?とのことだった。一方で、釈迦堂遺跡の土器の分布は、そう広くないようだ。しかし、新潟の糸魚川や長野、山梨と人と物の交流があったことは明らかで、糸魚川の翡翠や黒曜石、山梨のあたりは水晶が出るので、水晶で作った鏃(やじり)など、出土している。(黒曜石と水晶は、強度はあまり変わらないそうだ。)釈迦堂遺跡の人たちも、いろいろなものと交換したのだろう。
土偶については、H学芸員さんに、私の私見をぶつけてみた!土偶は、女性の姿で首が切れているという。これは、子どもを妊娠した女性たちが、自分で土偶を作ってお守りにし、無事産まれてきたら、この土偶を壊したのではないだろうか?と言う私見だ。
事実はわからない!しかし、確かに、これらの土偶は、それほどクオリティーが高いわけではなく、土偶が本当に個性的であることを考えると、私の私見もまんざら的外れでもないかもしれないようだ。ワクワク。
バックヤードツアーは、学芸員さんともいろいろな意見交換ができて、非常に面白く、推理が広がる貴重な経験だった。
その流れで、車の中でも、つれあいや息子と「あーだこーだ」「こうに違いない!」など、教えてもらった情報を元に「推理」。この推理も縄文文化の楽しみ。熱く語りながら、遅いランチへ。
ランチも、地元のお野菜などをふんだんに使った、美味しいお店を発見!あの野菜嫌いの息子が「美味しい!」と完食。
まさに近場での充実したG.W.だった。
釈迦堂遺跡博物館は、Xで積極的に情報発信している。私もフォローしている。ご興味のある方は、ぜひXをチェックしてみてください!
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ホーム>政党・政治家>上田 恵子 (ウエダ ケイコ)>G.W.、流山から釈迦堂遺跡博物館へ!充実のバックヤード体験!