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カネで選挙の「公平性」が壊されている。衆議院選挙2026

2026/2/11

 
 

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10億ですか? カネで選挙の「公平性」が壊されている!?    

 
 

草島進一

2026年2月9日 13:41

 

【試算:最大16億円超】
たった13日間で1.6億回再生

2026年2月9日 鶴岡市議会議員 草島進一

いま、この衆議院選挙において、民主主義の根幹を揺るがす異常事態が進行しています。 高市総理が登場する30秒のYouTube動画広告が、選挙期間中のわずか「13日間」で「1.6億回」も再生されているという事実です。

日本の有権者数は約1億人。単純計算で、国民全員が、少なくとも1回以上この動画を見せられている」ことになります。 この「1.6億回」という数字の裏側で、一体どれほどの巨費が動いているのか。現場を知る一地方議員として、業界の相場に基づき緊急試算しました。(Gemini Pro使用)


【徹底試算:1本の動画に「最低5億円〜16億円」】

ネット広告の費用構造は、「動画を作る費用」と「それを流す(見せる)費用」に分かれます。あらゆる可能性を考慮し、**「安く見積もった場合(ミニマム)」「標準的な場合(スタンダード)」**の2パターンで提示します。

1. 動画制作費:推定 3,000万円 〜 5,000万円

まず、動画そのものがプロ中のプロによる仕事です。

戦略・企画: 大手広告代理店による緻密な世論分析。

撮影・編集: 総理のスケジュールを押さえた大規模撮影チーム、映画並みの機材・照明。

ABテスト: 数十パターンの動画を作り、AI解析で反応が良いものを選別するプロセス。 これらを含めれば、制作費だけで数千万円が動いています。

2. YouTube配信費用:最低でも4.8億円、標準で16億円

ここが問題の本丸です。YouTube広告(インストリーム広告)は、視聴課金型です。

【ケースA:安く見積もった場合(バラ撒き型)】

視聴単価:約3円(ターゲットを絞らず、全国に大量配信して単価を下げる手法)

計算式:1.6億回 × 3円 = 4億8,000万円

【ケースB:標準的な場合(確実な接触型)】

視聴単価:約10円(選挙期間中の広告枠争奪による高騰や、最後まで見てもらうための設定)

計算式:1.6億回 × 10円 = 16億円

結論: たとえ最も安く見積もったとしても、たった13日間で、たった1本の動画を流すために、最低でも5億円以上の資金が投入されています。 標準的な相場であれば、16億円を超えます。これは、一般的な地方自治体の主要事業予算そのものに匹敵する巨額です。


「法の抜け穴」を使った、民主主義への挑戦

この短期間での巨額投入には、3つの重大な問題があります。

1. 公職選挙法の「主旨」を真っ向から否定している
私たち候補者個人には、ビラの枚数からポスターの掲示場所、うぐいす嬢費用、全体の経費の上限など、厳格な制限が課されています。
 なぜか? それは「資金力のある者が有利にならないようにする(選挙の公平性)」ためです。 しかし、今回の「13日間で1.6億回再生」は、その法の主旨をあざ笑うかのような行為です。

2. 「政党」だけが許される特権的ルール
候補者個人が有料のネット広告を出すことは、法律で禁止されています。しかし、「政党」という枠組みを使えば、事実上の「青天井」で、プロが作った動画を数億〜十数億円かけて、全国民のスマホに強制的に流すことが許されています。 これは「法の下の平等」に対する明らかな挑戦であり、制度の欠陥(抜け穴)です。

3. 「対話」が「物量」にかき消される
私は1999年の初当選以来、地域の声を拾い、膝を突き合わせた対話を信念に活動してきました。 しかし、いま起きているのは、そうした地道な対話を、圧倒的な**「資金による刷り込み」で上書きしようとする行為です。中身の議論ではなく、サブリミナルのように「顔と名前」だけを大量の資金で脳裏に焼き付ける。それはもはや、民主的な選挙とは呼べません。

結論:おカネで買える「1.6億回」より、市民との「対話」を

仮に配信コストが5億円であれ、16億円であれ、一政党が短期間にこれほどの資金を「空中戦」に注ぎ込めること自体が、この国の政治の歪みを象徴しています。

おカネで買った「1.6億回の再生」に、私たちの未来を委ねてはいけません。 私は一地方議員として、この歪んだルールに断固として異議を唱え、是正を訴え続けます。

2026年2月9日 鶴岡市議会議員 草島進一

 


追記
【検証第2弾】データが暴く「1.6億回再生」の空虚な正体

— 「人気」ではなく「強制表示」である動かぬ証拠と、心理的な罠 —

2026年2月11日 鶴岡市議会議員 草島進一

2月9日の投稿では、この「13日間で1.6億回再生」という異常事態がいかに巨額の資金(推計5億〜16億円)によって作られているかを指摘しました。 しかし、問題は「おカネ」だけではありません。公開されているデータそのものを詳細に分析すると、そこにはさらに恐ろしい「民主主義の形骸化」が見えてきました。

これは「多くの国民が見たがった人気動画」ではありません。 *意思に関係なく強制的に見せられ、思考を停止させるために設計された広告」であることを、データと映像構成の2点から検証します。

1.【データ検証】「人気」ではなく「強制表示」である動かぬ証拠

「多くの国民が見たがっているから再生数が多いのではないか?」 そう反論される方もいるかもしれません。しかし、公開されているデータそのものが、全く異なる真実を語っています。

当該動画(『日本列島を、強く豊かに。』篇)の数字を詳細に分析した結果、これが「民意」ではなく「カネで買われた再生数」であることが、統計的に証明されました。

画像

2月11日1:02 スクショ 証拠動画

【実際のデータ分析(2/11時点)】

再生数:約1億6,000万回

高評価(いいね):約3.9万件

コメント数:約7,100件

この数字のバランスは、通常の「人気動画」ではあり得ないものです。

異常な「0.02%」の反応率
通常、自然に話題になって(バズって)1億回以上再生された動画であれば、100万〜200万件以上の「いいね」がつくのが統計的な常識です(反応率1%〜2%が基準)。 しかし、この動画の「いいね率」はわずか0.02%。 これは、「視聴者の99.98%は、この動画に関心を持たず、評価すらしなかった」ということを意味します。

2万回に1回の「沈黙」
コメント率に至っては0.004%。2万2,000回再生されて、やっと1人がコメントする頻度です。政治的な動画は通常、賛否両論が巻き起こりコメント欄が活発になりますが、この異常な静けさは、これが「人々の心を動かした演説」ではなく、「意思に関係なくスマホ画面に強制的に貼り付けられた広告(デジタル看板)」**に過ぎないことの証明です。

2【映像構成】「思考停止」を狙うサブリミナル的な手口


さらに危険なのは、この動画が「政策を伝える」ためではなく、「思考停止させて、イメージだけを脳に焼き付ける」ように高度に設計されている点です

■ 「冒頭5秒」での強制的な刷り込み

YouTube広告は「5秒でスキップ」されるのが前提です。この動画は、強烈なドラム音とアップの顔、そして「逃げない、ブレない」という短い断定で始まります。 これにより、たとえ視聴者が「スキップ」ボタンを押したとしても、その指が動く数秒の間に、「顔=強い」という条件反射(パブロフの犬のような効果)を脳に強制保存させます。

■ 「熟議」を拒否する単語の連射

動画内では「決断します」「未来は切り拓くもの」といった、誰も否定できない抽象的な「パワーワード(強い言葉)」だけが畳み掛けられています。 「具体的にどうするのか(HOW)」を一切語らず、「なんとなく凄そうだ」という雰囲気(空気)だけで支配しようとする手法は、民主主義における「対話」とは対極にあります。

■ ザイオンス効果(単純接触効果)の悪用

心理学には「興味のない対象でも、繰り返し見せられると好感度を持つようになる」という法則があります。 13日間で1.6億回という異常な再生数は、まさにこれを狙ったものです。 スマホを開くたびに繰り返し「強制視認」させることで、「政策の良し悪し」ではなく「親近感と既視感」だけで投票行動を誘導しようとする、一種の「洗脳(マインドコントロール)」に近いマーケティング手法です。


結論:イメージの「刷り込み」に抗う

そこにあるのは、国民の熱狂でも支持でもなく、ただ「カネの力で積み上げられた虚構の数字」「心理的な誘導」だけです。

「再生数」という数字の大きさに圧倒されてはいけません。 一方的にイメージを刷り込むだけの「動画」ではなく、私たちは泥臭くても、一人ひとりの目を見て言葉を交わす「対話」を選びます。それが、民主主義を守る唯一の道だと信じているからです。

以上
2月11日 草島進一

note に続編含め投稿しています。ぜひアクセスしてください。

https://note.com/kusajima888/n/n66cf57353072

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選挙 鶴岡市議会議員選挙 (2025/10/05) [当選] 1,769 票
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肩書 鶴岡市議会議員 鶴岡持続可能社会研究所TSSI代表
党派・会派 無所属
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