板橋区では、世界の絵本を日本語に翻訳するコンテスト「いたばし国際絵本翻訳大賞」を毎年開催しています。
今日は第30回を迎えたときの、イタリア語部門ので最優秀賞を受賞したつちやかなこさん訳の「どんなところか あててごらん?」(原書:IMMAGINA UN POSTO)をご紹介します。
物語の主人公は、初めて小学校に登校する朝を迎えたテレーザという女の子。 目覚めてから学校に着くまでの短い時間に、パパとなぞなぞのような会話を繰り広げます。 「どんなところだと思う?」というパパのやさしいヒントに、テレーザの想像はどんどんふくらんでいきます。 そのほほえましいやりとりが、やさしい絵とともに描かれています。
審査講評では、「学校という場がこうあってほしいという、親の側の祈りにも近い思いがあふれている」と評されました。 お子さんを初めて学校へ送り出したあの朝の、緊張と期待が入り混じった気持ちを、きっと思い出す方も多いのではないでしょうか。 自分でリュックに荷物をつめ、お気に入りの服を選んで登校するテレーザの姿は、子どもの「自分でやりたい!」という気持ちをそっと後押ししてくれるようで、子育て中の保護者の方にもぜひ手に取っていただきたい一冊です。
いたばし国際絵本翻訳大賞は、世界の言葉と文化を板橋区からつないできた、誇らしい事業です。 図書館や書店でこの絵本を見かけた際には、ぜひお子さんと一緒に読んでみてください。
親子で「どんなところだろう?」と想像しながらページをめくる時間が、きっと素敵な思い出になるはずです。 この事業をこれからも大切に応援してまいります。