2026/6/24
🌾【北海道の米はどうやって美味しくなったのか?】
今では「ゆめぴりか」や「ななつぼし」など、全国でも高い評価を受けている北海道米。
しかし、現在のような評価を得るまでには長い歴史がありました。
特に昭和40年代後半(1970年代)頃までは、
「北海道は寒いから美味しいお米はできない」
「本州のお米には敵わない」
と言われることも多く、北海道米はパサパサして粘りが少ないことから、「やっかいどう米」と揶揄されることもありました。
しかし、北海道の研究者や農家さんたちは、
「寒い北海道でも美味しいお米を作りたい」
という思いで、長い年月をかけて品種改良や栽培技術の向上に取り組んできました。
① 品種改良
1980年(昭和55年)頃から北海道では、本格的に良食味米の開発が進められるようになりました。
そして1988年(昭和63年)には、「きらら397」が誕生。
これまでの北海道米のイメージを大きく変えるきっかけとなりました。
その後も、
など、次々と優れた品種が誕生しました。
特に「ゆめぴりか」は、日本穀物検定協会の食味ランキングで最高評価の「特A」を何度も獲得し、北海道を代表するブランド米となっています。
② 北海道の気候
北海道は夏の日照時間が長く、昼と夜の寒暖差が大きい地域です。
昼間に作られた養分を夜間にじっくり蓄えることで、お米に甘みや旨みが生まれます。
また、豊かな水資源や広大な農地も、美味しいお米作りを支えています。
③ 農家さんの技術向上
美味しくなった理由は品種だけではありません。
農家さんたちは、水の管理や肥料の量、収穫時期などを細かく調整しながら、より品質の高いお米を作る技術を磨いてきました。
さらに、乾燥や低温貯蔵などの技術も進歩し、一年を通して高品質なお米を届けられるようになっています。
④ 温暖化の影響
近年は気温が上昇し、北海道でもお米が育ちやすい環境になってきています。
もちろん猛暑や異常気象によるリスクもありますが、以前より安定して高品質なお米を収穫できるようになったことも、美味しさ向上の一因とされています。
北海道米は「努力の結晶」
北海道のお米が美味しくなったのは偶然ではありません。
かつて「やっかいどう米」と呼ばれていた時代から、
研究者による品種改良、
農家さんたちのたゆまぬ努力、
そして北海道の自然の力によって、
北海道米は全国有数のブランドへと成長しました。
今では北海道は新潟県に次ぐ
全国第2位の米の生産量を誇る、日本有数の米どころです。
毎日何気なく食べているご飯ですが、その一粒一粒には、
北海道の農家さんたちが積み重ねてきた長年の挑戦と努力が詰まっているのです。🌾✨
【参考文献】
・北海道米販売拡大委員会「北海道米の歴史」
・北海道農政部「北海道米のブランド化への取り組み」
・旭川市広報誌「あさひばし 令和2年9月号」
・日本穀物検定協会「米の食味ランキング」
・日本農業技術協会「北海道米のイメージを一変させた『きらら397』の誕生」
・イオン北海道「北海道米が美味しくなった理由は?歴史・技術・魅力をご紹介」
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タムラ ユウキ/39歳/女
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