2026/7/12
万博の象徴であった、世界最大級の木造建築「大屋根リング」
その北東部分、およそ200メートルを閉幕後も「レガシー」として残し、
周辺を市営公園として整備する方針が示されています。
この壮大な構造物を次世代に繋げたいという思い、
そして木造建築としての美しさそのものを否定するつもりはありません。
しかし、実務を重んじるものづくりの目で見れば、
この決定には市民の皆さんと共有すべき、極めて危うい「設計図の不備」が潜んでいます。
現場で働く人間にとって、最も恐ろしいのは「メンテナンス(維持管理)」を考慮していない設計です。
木造の巨大構造物を海風にさらされる屋外で数十年にわたって維持し続けるには、
定期的な防腐処理、精密な構造点検、
そして避けては通れない「部品の交換と修理」が不可欠です。
これまでの大阪市会における議論でも万博関連施設が「負の遺産」にならないよう、
厳格なコスト管理が求められてきました。
しかし、この200メートルのリングを維持するために、具体的に毎年いくらの税金が投入されるのか。
その見積書は未だ市民に納得のいく形で提示されているとは言えません。
「とりあえず残す」という場当たり的な判断は、
時間の経過とともに必ず市政の大きな「故障」へと変わっていきます。
もし維持費が数億、数十億と膨らみ続ければ、それは次世代への贈り物ではなく
「将来の市民負担」という名の不良品を押し付けることになりかねないのです。
私は、特定の政党の論理や、首長との距離感で物事を判断することはありません。
あくまで「是々非々」の立場から、このレガシー存続にかかる費用対効果を、
1円単位の予算書レベルで徹底的に検証します。
華やかな看板を守ることよりも、その裏側にある「不都合な数字」を洗い出し、
不具合があれば勇気を持って「修理」を迫る。
それこそが、二元代表制における地方議員の本来の職務であるはずです。
夢洲第2期区域の開発においては市民の税金が際限なく投入されないための、
より精密な「工程表」が必要です。
私は、YouTubeやブログといったデジタルツールを駆使して、
こうした議会の裏側や予算の可視化を実践します。
一部の人間だけで決める「社外秘」の政治ではなく、
市民の皆さんが「何が起きているのか」を判断できる材料を、職人の誠実さで提供し続けます。
「維新の改革だから賛成」 「維新の事業だから反対」
こうした二項対立の不毛な議論は、もう終わりにしませんか。
今の大阪に最も欠けているのはイデオロギーのぶつかり合いではなく「数字に基づいた中立な検証」という第三の道です。
私は駅に立って名前を連呼する「就職活動」のような選挙はしません。
その時間があるなら、分厚い予算書を精読し、平野区の皆さんの生活の土台を10年、20年先まで守るための「正しい計算」を積み上げたい。
作業着姿のまま、市政の不具合を職人の誇りで修理する「実務家」として。
私は、ごまかしのない政治で、納得のいく大阪を皆さんと共に築き上げていくことをお約束します。
改革の次に必要なのは、さらなる華やかさを追うことではなく、一度立ち止まって行う「精密な点検」と「血の通った修理」です。
10年後、20年後の私たちが、「あの時しっかり計算しておいて良かった」と胸を張って言える場所であるために。
皆さんの「足元」を、冷徹な数字と現場の情熱で支え抜きます。
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