2026/5/10
3月の補欠選挙以来、市役所や区役所、議員室にできるだけ足を運ぶようにしています。また、地域を歩くことも以前より増えました。
職員の方々とお話しし、実際に街を歩いて道路や公園、駅前、公共施設を見る中で、少しずつ街の見方が変わってきたように感じます。以前なら何気なく通り過ぎていた場所も、今は「誰が管理しているのか」「どのくらい費用がかかっているのか」「市民にとって使いやすい状態なのか」と考えるようになりました。
市役所や区役所の仕事は本当に幅広く、道路、公園、公共施設、防災、福祉、子育てなど、市民生活の細かな部分まで多くの職員の方々が日々対応されています。同時に、行政の難しさも感じます。市民からの要望にすぐ応えたいと思っても、予算、人員、制度、手続きの関係で、簡単には進められないことがあります。現場の努力と、行政としての制約。その両方を、改めて実感しています。
議員になったメリットの一つは、素朴な疑問を担当課に確認できるようになったことです。
たとえば、道路で消えかかっている停止線を一本引き直すには、どれくらいの費用がかかるのか。
電柱などに取り付ける「飛び出し危険」の幕は、幕そのものがいくらで、取り付け費がいくらなのか。
年間予算の中で、実際に何枚くらい設置できるのか。
駅前にある時計は、どれくらいの維持費がかかっているのか。
一つひとつは小さな話に見えるかもしれません。しかし、道路の安全、トイレ、水飲み場、ベンチ、駅前の時計など、日々の暮らしに近い部分が整っているかどうかは、市民が「このまちで大切にされている」と感じられるかどうかに関わっていると思います。
大きな施設やイベントだけが、まちへの愛着やにぎわいを生むわけではありません。むしろ、毎日の生活の中で安心できること、少し休める場所があること、困ったときに配慮が行き届いていること。そうした身近な安心感や使いやすさの積み重ねが、市民の「このまちで大切にされている感」につながります。そして、その感覚がまちへの愛着やシビックプライドを育て、結果として人が外に出て、滞在し、交流する。私は、そうした積み重ねの先に、本当の意味でのにぎわいが生まれるのではないかと考えています。
さいたま市は大きな都市です。大きな都市だからこそ、大規模な施設整備や大きな事業が必要になる場面もあると思います。だからこそ、日々の暮らしに近い部分が後回しになっていないかを、意識して見ていく必要があります。
小さなまちであれば、より市民生活に近いところから、きめ細かな政策を考えやすいのかもしれません。もちろん、都市の大きさだけで市民生活の良し悪しが決まるわけではありません。しかし、大きな都市であるさいたま市だからこそ、あえて「身近な暮らし」を大切にする視点が必要だと感じています。
いよいよ、私にとって初めての定例会となる6月議会が近づいてきました。議案を受け取ったときに慌てないよう、現在、事前のチェック項目を整理しています。
事業の目的は明確か。
期待される効果は市民生活に結びついているか。
限られた予算の中で優先順位は適切か。
将来の維持費はどの程度か。
現場の実感や市民生活との間にズレはないか。
こうした点を、一つひとつ確認していきたいと考えています。市民の皆さまの税金と暮らしに関わる議案を、丁寧にチェックしてまいります。
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サトウ ジュン/歳/男
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