2026/7/9
鈴鹿市の皆様、こんにちは。加藤よしあきです。

今回は、鈴鹿市が運営する地元企業と求職者のマッチングサイト「鈴鹿deはたらこっ!」について、本市の人口動態や予算の現状を交えながら、私たちの街の「雇用と産業の未来」について考えてみたいと思います。
まず、なぜ市がこうした雇用サイトを自ら運営し、企業の採用支援に力を入れなければならないのか。その背景には、非常に深刻な「人口減少」と「深刻な労働力不足」のデータがあります。
20万人の壁と人口減少 鈴鹿市の総人口は2006年度に20万人を突破し、しばらく維持していましたが、2018年度に20万人を割り込みました。現在は約19万3,000人台へと減少が続いています。
拡大する「自然減」 2016年度以降、死亡数が出生数を上回る「自然減」の傾向が続いています。2008年度には年間2,100人を超えていた出生数も、直近では約1,200人弱まで減少しています。
生産年齢人口(働く世代)の減少 現在は40代の人口が最も多い鈴鹿市ですが、2050年には70代がボリュームゾーンになると推計されています。このままでは、鈴鹿の強みである製造業をはじめとするものづくり産業や、医療・福祉、サービス業の現場で「働いてくれる人がいなくなる」という危機的状況です。
「働く場は鈴鹿にあるのに、住居や若者の流出により人が集まらない」という地元の声も多く、地域経済の活力を維持するための対策は一刻の猶予もありません。
こうした危機に立ち向かうため、鈴鹿市(産業政策課 雇用経済政策G)が展開しているのが「鈴鹿deはたらこっ!」プロジェクトです。
行政がどれだけの予算を投じてこの事業を推進しているのか、その「予算感」を紐解きます。
令和7年度(2025年度)当初予算案における位置づけ 市の総合計画におけるビジョン5「持続可能な産業の発展とにぎわいや交流が生まれるまち」の中で、「雇用経済政策推進事業費」として 約1710万円 が拡充・計上されています。
この予算は、WEBサイト(suzuka-jobnavi.com)の維持管理だけでなく、主に高校生や大学生、さらにはシニア層やU・I・Jターン希望者をターゲットとした、市内企業とのリアルなマッチングイベント(就職フェアやセミナー)の開催・拡充に充てられています。
サイト自体は企業側も求職者側も「完全無料」で利用でき、地元ならではの細かな特徴(土日休み、若手が活躍、みえの働き方改革推進企業など)で検索できるよう工夫されています。
1700万円程度の予算を投じているこの事業ですが、単に「サイトを作ってイベントを開いた」だけで終わらせては意味がありません。
政治の役割は、この投資がどれだけ「実際の雇用(採用数)」に結びついているのか、その効果(コスパ・タイパ)を厳しくチェックし、さらにブラッシュアップしていくことです。
若者・学生への認知度向上 高校・大学や、高専(鈴鹿高専など)との連携をさらに強化し、若者が「卒業後も鈴鹿で働きたい」と思える魅力発信が必要です。
シニア層の就労支援 鈴鹿市には元気なシニア世代の労働力も不可欠です。「鈴鹿deはたらこっ!」がこれら多様な人材と地元企業を繋ぐプラットフォームとして、より多言語化や相談体制の強化を進めるべきだと考えます。
産業の発展なくして、鈴鹿市の財政も、子育て支援や福祉の充実も成り立ちません。 地元の企業が人手不足で倒れるようなことがないよう、これからも雇用政策の強化をしっかり訴えてまいります。
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カトウ ヨシアキ/38歳/男
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