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GWの「のんびり」の裏側でちょっと真面目な話——「37%」って知っていますか?

2026/5/11

皆さま、今年のゴールデンウィークはどんなふうに過ごされましたか? 旅行に行ったり、外食を楽しんだり、お家でゴロゴロしたり……それぞれリフレッシュできた連休だったのではないでしょうか。 5月に入ってからはお昼もポカポカして、爽やかな風が本当に気持ちよかったですよね!私はのどかな空気の中で家庭菜園の土をいじったり、夜には大切な友人と、外食を楽しみながらたっぷりエネルギーを充電してきました。

普段、せわしない毎日を送っている私にとって、土を触る時間は本当に特別なんです。 指先から伝わる土の感触や、一生懸命に芽吹く命のパワーを感じていると、不思議と心がスッと落ち着いて、深い安定感に包まれるんですよね。「土を触る事」って、忙しい現代を生きる私たちにとって、何よりの心の栄養なのかもしれません!今年の連休は、インゲンの種をまいて、なす、ピーマン、トマトの苗も植えました。土を触っている時間は、最高に気持ちがいいものです。でも、そんな食卓や菜園の景色を眺めながら、私の心にはずっと「喉に刺さった魚の骨」が取れないような、なんとも言えない違和感が残っています。

それは、もし今解決しなければ、未来を生きる子供たちに最悪の形でツケを回してしまうことになる——「37%」という、一刻の猶予もない現実です。

毎日のおいしいご飯、実は「綱渡り」かも?

日本の食料自給率は、今たったの37%(カロリーベース)しかありません。 「目の前に並んだ3杯のご飯のうち、2杯以上は外国産」という状態なんです。自分の国の力だけで用意できるのは、たった1杯分にも満たない。そう考えると、急に怖くなってきませんか?お米こそ国内でまかなえていますが、パンの小麦、お肉を育てるための飼料(エサ)、そして油や大豆……そのほとんどを海外に頼りきっているのが今の日本の姿です。 友人との楽しい食事に並んだ、あのおいしそうな料理。 もし、国際的なトラブルで船や飛行機が止まってしまったら? もし、石油が届かなくなり、トラックもトラクターも動かせなくなったら?

今の私たちの「当たり前」な生活は、実はとってもバランスを取るのが難しい、危うい土台の上に成り立っています。石油がなければ肥料も運べないし、ビニールハウスの温度管理だってできません。そんなエネルギー依存の、ギリギリの均衡の上に私たちの生活があるんです。「お金さえ払えば、いつでも食べ物が手に入る」っていうのは、決して当たり前じゃないんですよね。

「依存」から「循環」と「自立」へ

物価高の影響もあって、今年は一歩踏み込んだテーマで菜園に取り組んでいます。 それは、「外に頼りすぎない、自分たちで回す菜園」です!肥料も買えばお金がかかりますが、実は私たちのすぐそばにお宝がいっぱいあるんです。 私は今年から、卵の殻、魚の骨や頭、だしパック、カニの殻、それに米ぬかや焼却灰なんかも肥料としてフル活用しています。本来なら捨ててしまうものを手間ひまかけて土に還して、また新しい命を育てる。この「循環」こそが、いざという時の最高のリスクマネジメントになるんじゃないかな、と思っています。それから、育てる野菜も少しずつ「在来種」に切り替えています。 よく売っているF1種(一代限りで均一に育つ種)は便利だけど、自分で種を採って翌年をつなぐのが難しいんです。でも、その土地に根ざした「在来種」なら、自分で種を採って、また来年もその種をまいて育て続けることができます。石油がなくても、お店に種や肥料が売っていなくても、自分の手で食べ物を生み出し続けられること。 この「知恵」と「種」を持っていることは、これからの不透明な未来を生き抜くための、一番の安心材料になるはずです!

「ゼロ」を経験して初めて見える、本当の価値

もちろん、野菜作りは楽しいだけじゃありません。 実は昨年の秋、ビニールハウスで大切に育てていた無農薬の春菊が、虫の大量発生で全滅してしまいました。あんなに汗を流して手間ひまかけたのに、収穫は文字通り「ゼロ」。あの時のショックと、自然の力の前に立ち尽くすしかない無力感といったら……今思い出しても言葉になりません。でも、この「全滅」という厳しい現実を突きつけられたからこそ、ようやく「気付けた」ことがあります。 スーパーの棚に当たり前のように並んでいる一袋の野菜。その裏側にある、計り知れない労力と、天候や虫との戦い。私たちが無意識に口にしているのは、作り手の「情熱」と「自然の恵み」の結晶なんだという、私は当たり前すぎて忘れていました 「食べ物を大切にする」という言葉。 それは道徳の教科書の中だけの話ではなく、私たちが命を繋ぎ、未来を守るための「能動的なアクション」なんです。 手間をかけ、失敗を繰り返し、それでも土を耕し続ける。この苦労を一人一人が心から「気付く」こと。その気付きが、私たちの行動を変え、今の危うい「37%」という現実に立ち向かうための、一番確かな一歩になるのではないでしょうか。

ビニールハウスのアスパラガスと定植したトマト苗

アスパラガス

卵の殻

魚の頭と骨(昨年はサンマがお手頃でしたのでほとんどがサンマの頭と骨です)

ダシパック(袋から粉末を取り出すのが少し手間です)

蟹の殻

アサリの殻

草木灰

スイカ苗

ナス苗、カボチャ苗、トマト苗

手前から水なす、ピーマン、なす、左側はインゲンの種を撒きました。

           ニンニク(左側)                             タマネギ(右側)

美味しいご飯と楽しいお喋り。贅沢な充電時間でした。

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著者

峰 やすゆき

峰 やすゆき

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