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古河市の学校統廃合⑥ 「次世代を守るための行動。私たちの宝物(学校)をどう守るのか?」

2026/3/29

行政が最も恐れているのは、私たち市民が「手を取り合い、声を上げ続けること」です。奈良県香芝市や東京都町田市の事例は、私たちに「あきらめない勇気」を教えてくれているのではないでしょうか? 是非、過去のブログも一読していただけたら幸いです

古河市の学校統廃合④ 行政の決定は覆せる。奈良県香芝市で起きた「学校を守る奇跡」の物語

古河市の学校統廃合⑤ 「教育インフラ解体」の危機。町田市の事例が教える統廃合の正体

行政が最も恐れるのは「市民の連携」と「継続」

町田市の事例は絶望だけを物語っているのではありません。行政がいかに強権的であっても、市民が知恵を絞り、声を上げ続けることで生じる「抑止」の力も示しています。

「公式な記録」(請願と陳述)は、私たちの命を守る証拠になる

町田市では一度の委員会に12本もの請願を集中させるなど、市民は議会制度を戦略的に活用しています。住民自らが議場でマイクを握り、通学路の具体的な危険箇所や、地域の高齢者にとっての避難所としての重要性を直接訴えることは、極めて重要です。なぜなら、それらは行政が無視できない「公的な会議録」として永久に残るからです。将来、もし事故や災害が起きた際、「住民は事前に警告していた」という事実は行政にとって最大の失点となります。この記録の積み上げこそが、計画の見直しを迫る強力な証拠となります。(請願と陳述については改めて説明を致します。)

立場を超えて「地域を守る」ために手をつなぐ

学校を守ることに、政治的な考えの違いは関係ありません。 町田市では、普段は意見が異なる人たちも、「学校を失うことは地域の活力を失うことだ」という一点で団結しました。その結果、廃校の延期を勝ち取ることができたのです。「地域を愛する心」でつながれば、どんな岩盤も突き崩せます。結果として、市民と議員が手を取り合って町田市にある「ゆくのき学園」の廃校延期を勝ち取ることができたのです。この成功体験は、立場を超えた団結こそが、行政の強固な岩盤に穴を開ける唯一の手段であることを証明しています。

署名は「静かなる多数派」の意思表示

「自分一人が声を上げても…」と思っている方は多いはず。だからこそ、町田市の5万人を目指すような署名活動が意味を持ちます。 署名は単なる紙の束ではなく、「次の選挙でこれだけの民意が動く」という、議会への強力なメッセージになります。あなたのその一筆が、密室での決定を許さない空気を作ります。

古河市の「今」を、みんなの「自分事」に。私たちが今、取り組むべきこと

古河市の基本方針にも、「市内全域が再編の対象になり得る」という、記載がしてあります。これは、あなたの近所にある、地域コミュニティの中心となっている学校が、明日には「効率が悪い」として消し去られる可能性があるということです。

「隠された真実」を隣近所と共有し、自分事化する

行政が語りたがらない「不都合な事実」を地域全体で共有しましょう。

「災害時に、おじいちゃん、おばあちゃんが慣れ親しんだ避難所がなくなったら?」

「学童保育がパンクして、子どもたちの居場所がなくなったら?」

「学校が消えることで、その地域の地価が下がり、若い世代が来なくなったら?」

これらを、生活に直結する切実な問題として言語化し、広めることが不可欠です。

「しつこさ」を武器に、粘り強く声を上げ続ける

一度の否決や「検討します」という回答で諦めるのは、行政の思うツボです。彼らは市民が諦めるのを待っています。町田市では29件もの請願を絶え間なく積み上げることで、議論を強引に打ち切らせない状況を作りました。『これだけの人が見守っているんだ』という、無視できない空気感を継続すること自体が、行政にとって最大の脅威となります。

現場の痛みと「子どもの目線」を社会に代弁し続ける

行政の数字遊びに対し、当事者である子どもたちが抱く「友達と離れたくない」「校舎が変わるのが怖い」という純粋な不安、そして教育の最前線で板挟みになる教職員の苦悩、地域行事を支えてきた住民の想いを、SNSや地域紙、あらゆる手段を使って社会に伝え続けましょう。

あきらめた時が、街の崩壊の始まり

行政が多用する「決定事項」「もう決まったこと」という言葉は、市民に抵抗を諦めさせ、思考を停止させるための強力な呪文です。しかし、町田市の粘り強い運動が証明している通り、矛盾を突き続け、大勢で声を上げ続ける限り、一度走り出した計画であっても修正や延期、ひいては撤回を迫ることは十分に可能です。古河市が進める学校統廃合は単なる「効率化」ではなく、地域の心臓部を止める行為に他なりません。学校が消えるということは、そこを拠点とする地域のコミュニティが消滅し、やがてその土地を守り、次世代へ繋ぐ担い手がいなくなることを意味します。学校は、単なる「箱」ではありません。それは地域の文化と歴史、そして何より子どもたちの安心できる居場所と、次世代への希望を育む地域そのものです。一度失われた「地域の絆」を、後から予算を投じて再生することは論理的に不可能です。

「日々の生活が忙しく、声を上げる余裕なんてない」
「政治的な活動には馴染みがない」

そう思われる方も多いでしょう。しかし、私たちが沈黙を続けることは、行政にとって「異議なし」という白紙委任状を渡しているのと同じです。多忙な私たちが今、数分、数時間の時間を割いて行動しなければ、将来、私たちの子供たちが「帰りたくても、母校もコミュニティもない故郷」という、取り返しのつかない代償を払わされることになります。ここで、安西先生のあの言葉を、自分たちの現実に引き寄せて考えてみてください。

「あきらめたら そこで試合終了ですよ…?」

「スラムダンク」(井上雄彦著)と言えば、まず思い浮かぶのがこのセリフ。作品を知らない人でもこのセリフだけは知っている人も多いほど有名です。当時中学生の三井寿が県大会決勝で優勝を諦めかけた時、安西先生が三井に投げかけたセリフです。

この言葉は、精神論ではありません。「勝機(修正の可能性)が1%でもある限り、自らコートを去ってはならない」という、極めて合理的な考え方です。奈良県香芝市や東京都町田市の事例が証明しているのは、市民が「あきらめなかった」からこそ、行政の計算が狂い、計画の再考を余儀なくされたという事実です。一人ひとりが持つ「小さな違和感」を可視化させる(見える形にする)ことが、行政の「決定事項」という鉄壁を崩す唯一の方法なのです。まだホイッスルは鳴っていません。

近い将来におこるあなたが書く「署名」の一筆、勇気を出して足を運ぶ「集会」の一時間。その一つひとつが、行政を動かす強力なスコア(得点)になります。これは政治活動ではありません。私たちの街と次世代の子供たちを守るための「負けられない試合」です。

あなたの「あきらめない心」を、形にしてください。拡散という形でも構いません。共にコートに立ち、声を上げ続けましょう。

学校は地域の防災も兼ねています。災害時に、おじいちゃん、おばあちゃんが慣れ親しんだ避難所がなくなったらあなたはどうしますか?

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著者

峰 やすゆき

峰 やすゆき

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