2026/1/20
こんにちは。庄司です。
1月19日に、「古河市内9中学校で水泳の実技授業廃止」というニュースが発表されました。
茨城県内では初のことだそうです。
(嫌なことで、県内初&全国ニュース)になりましたね。
本事案について、私なりの推測や考えを述べていこうと思います。
結論から申し上げると、
古河市の判断は「これしか手がなかった」と感じざるを得ません。
古河市には現在、9個の中学校と23個の小学校があります。
9中学の内、7校が校内プールを使用しており、4校が修繕が必要である状況です。
また、23小学校の内、18校が校内プールを使用しており、11校が修繕を必要としている状況です。
上記の状況から、古河市は「中学校の水泳実技授業を廃止し、浮いた予算を小学校のプール修繕に費やす」と公表しました。
中学の水泳授業を廃止するのは悪手ですが、浮いた予算を小学校プールの修繕に使うのはとても良いと思いました。
水泳教育で最も重要なのは低学年のうちに、「水に顔をつける」ことで「水への恐怖心をなくすこと」です。
この理由から小学校プールの修繕に予算を回すのは大賛成です。
では実際にどのくらいの予算が浮くのでしょうか。
私なりの推測で数値を弾き出してみました。
全面改修の場合は、約1~2億円だと推定します。
(プールのコンクリートや塗装、ろか機、配管、更衣室にかかるお金です)
これだけで、4校のプールを直すのに、4~8億円かかりますね。
では維持費を見ていきます。
1年あたりの水道代は、一般的な25mプール(約300~400トン)の場合、年間で約100~150万かかるそうです。
9校で1000万~1500万の水道代がかかります。
上記の改装費と水道代に付随して、薬品代や点検費などの維持管理費も数十万かかるそうです。
中学の水泳実技廃止で浮く予算は、約4~8億円強ということになりますね。
では、この費用で小学校のプールは修繕できるのでしょうか。
先にも述べた通り、市内中学校23校のうち修繕が必要なのは11校なので、
上の中学校の全面改修の費用を参考にすると、11億から20億ほどかかります。
全然お金が足りないですね。
(初めてブログで文字の強調をしました)
足りない分を税金で補填することになります。
費用面が全然足りないことが分かった上で、中学水泳実技の代替案を検討してみます。
私はこのニュースを聞いた時に、以下のようなことが思い浮かびました。
「外部のプール施設に外部委託すれば良いのでは?」と思いました。
実際、隣の境町の境小学校では、猿島コミュニティセンターの温水プールで水泳の実技授業を行っています。
プールまではバスで行き、天気が悪い時でも室内で水泳ができるのは良いですよね。
小学校は週ごとの時間割だから、調整がつきやすいのも良い。
さて
古河市には現在3つの公営プールと、3つの私営プールがあります。
公営プール
・古河スポーツ交流センター(エイブルスポーツ交流センター)(2026年3月での閉鎖が決定)
・古河市中央運動公園温水プール
・三和健康ふれあいスポーツセンター(ゴヨーふれあいスポーツセンター)
民間プール
・古河あかやまスイミングスクール
・イーグルイトマンスイミングスクール 古河校
・ホリデイスポーツクラブ
上記の6施設となります。
民間施設とうまく調整がつけば、外部委託が可能なのではないかと感じますね。
では本題の「あらゆるコスト面で実現可能か」を考えていこうと思います。
①時間割の調整が可能か
1学年100人と仮定し、男女50人づつと仮定します。
3学年までで300人かつ、男女150名ずつとなります。
現状、市内で体育のプール授業は6~7月で、4~8回前後の授業になるそうです。
プールまでの移動も含めて、体育4時間を2回づつで設定すれば、時間面では大丈夫かなと思います。
(調整がだいぶ大変だけども
②費用面での調整について
施設料・指導委託料で2000万〜3000万かかる見込みです。
民間委託をしている自治体(東京都青梅市や大阪府枚方市)では、生徒は1回あたり、数百円から1000円や、年間1万 円などの費用がかかるそうです。
1つの学校を300人程度と仮定し、9校あるため生徒数は2700人。
一人当たり位1万円だと、約2700万円。
また移動時手段にも費用がかかります。
「自転車で行けば?」と意見もありますが、天候が悪い時や移動距離などの問題もあります。
バスを使うとしたら、チャーター便か長距離なども仮定すると、1~2000万円ほどかかる見込みです。
上記のことから年間で5000万ほどかかるのではないかと推測します。
これらのことから、古河市は「年間数千万の新たな出費」と、「9校分の日程調整」は難しいので、「中学の水泳授業を廃止した」と考えられます。
個人的には、小学校の修繕したプールも利用できれば、もっと安い費用での代替案は可能かと思います。
また。下妻にあった砂沼サンビーチを復活させ、1日がかりのイベントにすれば、日程調整や費用もかなり安上がりになりますよね(無理ではあるが)
これにて本事案の検証は終わりとしますが、古河市は「税収を上げる仕組み作り」を考えなくてはならないと思います。
長文をお読みいただきありがとうございました。
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