2026/5/11
お元気ですか?荒川区議の大月です。

AI時代のメディアの在り方について、「結論だけではなく、取材過程やデータの出所、AIの使い方まで公開すべき」という提案も非常に興味深いものでした。現代は、AIが簡単に画像や文章を生成できる時代です。「見ても信じられない時代」だからこそ、何を根拠に発信しているのかという透明性が、これまで以上に求められています。
これは政治の情報発信にも通じる話だと思います。短い言葉だけで煽るのではなく、「なぜそう考えたのか」「どんな議論があったのか」を丁寧に説明していくことが、信頼につながるのではないでしょうか。
さらに、若い世代の登用についての話も印象的でした。オードリー・タン氏は、「デジタルネーティブ世代をデジタルコーチとして経営層に配置するべきだ」と提案しています。確かに、日本企業や行政組織では、新しい技術や変化への対応が遅れる面も少なくありません。
一方で、現実には雇用できる人数にも限界があります。すべての組織が急激に若返ることは難しいでしょう。しかし、年齢構成が高止まりしたままでは、新たな発想や大胆な挑戦が生まれにくいのも事実です。
特に日本では、SNSを「消費するだけ」の状況が続けば、海外プラットフォームへの依存が強まり、デジタル赤字はさらに拡大していく可能性があります。重要なのは、単にSNSを利用することではなく、新しいサービスや価値を“生み出す側”に回れるかどうかだと思います。
実際、最近では学生時代から起業に挑戦する若者も増えてきました。以前のように「大企業に就職することだけ」が正解ではなくなり、スタートアップ企業を立ち上げ、地域課題や社会課題の解決に挑戦する動きが広がっています。
私は、この流れを非常に前向きに感じています。荒川区としても、若い世代の挑戦をもっと応援できる環境づくりが必要ではないでしょうか。例えば、起業相談や実証実験の場づくり、地域企業とのマッチング、空き店舗活用、デジタル人材育成など、自治体だからこそ後押しできることは多くあります。
AIやSNSの進化は、社会に大きな変化をもたらしています。だからこそ、分断をあおるだけではなく、人と人をつなぎ、新しい挑戦を支える方向に技術を活用していくことが重要です。
これからの時代は、「誰が正しいか」だけではなく、「どうすれば社会全体で前に進めるか」を考える姿勢が求められているのだと、改めて感じました。
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