2026/8/1
今日の話題は「日本狼復活反対」です。
結論、「狂犬病蔓延の因子を増やすことには絶対に反対」です。
昨今、日本狼絶滅で、シカやイノシシが繁殖し害獣被害増、かつ、クマ出没ということで、海外の狼を日本列島に放とうという動きがあります。私は、全く支持しませんが、可能性は低いものの、万が一に備えて、事情を描かせてもらいます。
<今日の見出し>
1.日本狼を駆除したのは人間です。
2.狼はクマを捕食しません。
3.狂犬病は最悪の感染症です。
1.日本狼を駆除したのは人間です。
狼がシカやイノシシを捕食して、農家に喜ばれた時代があったのは事実です。しかし、人間の経済活動でシカやイノシシが激減、家畜を捕食、しまいには人間も被害を受けるようになり、狂犬病の感染も相まって、日本狼が駆除の対象になりました。明治38年に日本狼絶滅と言われていますが、遺伝子は、濃淡は別に、古代日本犬に引き継がれているようです。古代日本犬とは、川上犬、縄文柴犬、紀州柴犬といった種で、面長キツネ似が特徴です。日本狼の遺伝子を嗣ぐ古代日本犬がいるとクマは、出ないと言われていますが、飢餓に陥ればどうなるかは未知数です。
2.狼はクマを捕食しません。
クマを狼が捕食すると誤解している人がいますが、狼はクマを捕食しません。狼は、集団行動で肉食、クマは、単独行動で雑食(植物寄り)、狼とクマが戦えば勝者になっても瀕死の状態になるため、狼とクマは争わない相互不干渉関係です。狼は、イノシシを捕食します。イノシシは野に落ちているドングリを食べ、クマにも向かっていきます。イノシシが減るとクマが更に増えるでしょう。
奄美大島のハブを駆除するために、1970年代、外来のマングース20匹程度が連れてきました。しかし、2020年代、マングースは繁殖して1万頭を超え、他の動物を襲い生態系を乱すという理由で、奄美大島のマングースは全頭駆除されました。
3.狂犬病は最悪の感染症です。
2006年、フィリピンで狂犬病に感染した日本人が、帰国後に発症して死亡しました。狂犬病は発症したら100%、死亡する最悪の感染症です。感染しても発症しなければ死亡することはないため、感染の可能性がある場合は、発症を防止するワクチンを複数回、注射します。念のために注意書きしますが、狂犬病は空気感染しませんが、狂犬病に感染した哺乳類に触れても、飛沫感染の可能性があります。
狂犬病は、哺乳類全てが感染しますが、なぜ、日本では、猫の狂犬病予防ワクチン接種不要なのか、合理的な理由は不明です。日本は、犬の狂犬病予防ワクチン(年1回)接種のみで、奇跡的に狂犬病が蔓延していません。日本狼絶滅、日本が島国、ということも寄与してるかも知れません。
日本で狂犬病が絶滅したのは担当者の努力もあるでしょうが、WHO(世界保健機関)の要求する免疫基準の半分程度の実力ですから、合理的に見れば偶然です。狂犬病が蔓延したら、(無理だと思いますが)日本政府は哺乳類全てを駆除しかねません。シカやイノシシといった害獣被害が減る可能性が高いですが、狂犬病蔓延の因子が増やすことにつながる“日本狼の復活”には絶対に反対です。
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