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日銀特融とは?

2026/7/6

金融システムを守る「最後の貸し手」の役割と仕組み

| 小森さだゆき | 参政党 / 高槻市議会議員

経済ニュースなどで耳にする「日銀特融」。これは、日本銀行法第38条に基づき、日本銀行が「金融システムの安定」を維持するために、資金繰りに行き詰まった金融機関に対して行う特別融資のことを指します。

通常の融資とは異なり、「無担保・無制限」で実行できる極めて異例の措置であり、金融パニックを防ぐための「伝家の宝刀」とも言える仕組みです。


日銀特融が発動される「4原則」

日銀特融は、特定の企業を救済するためのものではなく、あくまで公共の利益を守るためのものです。そのため、発動には厳しい「4原則」が定められています。

項目 内容
金融システムの安定 その機関の破綻が、他の金融機関や経済全体に深刻な連鎖的影響を及ぼす恐れがあること。
資金供給の必要性 民間の金融市場から資金を調達できず、日銀が融資する以外に手段がないこと。
責任の明確化 経営陣の退陣や株主責任の追及など、モラルハザードを防ぐための措置が取られていること。
日銀の財務の健全性 融資の回収見込みがあるなど、日銀自身の財務に過度な負担を与えないよう配慮すること。

過去の主な事例

この特融が過去に実行された代表的な例としては、1997年の山一證券の自主廃業や、1995年の兵庫銀行の破綻、2003年の足利銀行の国有化などが挙げられます。いずれも、預金者の混乱や決済システムの停止を防ぐために、日銀が「最後の貸し手」として役割を果たしました。

「最後の貸し手」としての責任

日本銀行は、どこからも資金が借りられなくなった際の「最後の砦(レンダー・オブ・ラスト・リゾート)」です。特融は市場のパニックを鎮める強力な手段ですが、一方で、安易な救済が経営の甘さを招く「モラルハザード」の問題や、最終的な国民負担のリスクも孕んでいます。

地域の経済や市民の生活を守るためには、こうした金融のセーフティーネットがどのように機能しているのかを正しく理解しておくことが重要です。

| 小森さだゆき | 参政党 / 高槻市議会議員

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