2026/5/9
【“なんとなく豊か”では、暮らしは豊かにならない。】

〜南風原町の地域経済を、数字から考える〜
○地域分析レポート② 環境省 地域循環分析を活用しています

南風原町は、人口も増え、
買い物客も集まり、
医療・福祉や商業も充実している町です。
実際、
2045年まで人口増加が予測され、
消費流入額も88億円あります。
一見すると、
「元気で豊かな町」に見えます。
しかし、
地域経済循環分析を詳しく見ると、
別の現実も見えてきます。

南風原町の
住民1人あたり所得は335万円。
全国平均427万円を大きく下回り、
全国1,741市区町村中1,701位という低水準です。

また、
町全体では年間438億円が
町外へ流出しています。

つまり、
「人が集まる」
「お店が多い」
「消費がある」
だけでは、
住民の所得や暮らしの豊かさには
十分つながっていないということです。
⸻
一方で、南風原町には大きな強みがあります。
地域経済を支えているのは、
・医療・福祉
・建設
・小売
・教育
・生活サービス
といった、
“暮らしを支える産業”です。

特に医療・福祉分野は、
生産額・付加価値・雇用者所得の
すべてで町内最大規模。
単なる「社会保障費」ではなく、
地域の雇用・所得・生活を支える
基幹産業になっています。

だからこそ、
これから必要なのは、
「外から人を呼ぶ」
だけではなく、
“地域の中で、
どれだけお金が循環するか”
という視点です。
⸻
そのために必要なのが、
「地域内循環」を強める政策です。
例えば――
● 医療・福祉分野への支援強化
介護・障がい福祉・保育・医療などの現場で、
DXや業務改善、人材育成、処遇改善を進め、
“忙しいのに賃金が上がらない構造”を変えていく。

● 地域内投資を増やす
年間105億円流出している投資を、
町内へ向ける仕組みづくり。

中心地・商業地域の高度利用、
創業支援、事業承継支援、
地元事業者への発注強化などを進め、
「町内で投資したくなる環境」をつくる。
● エネルギー流出を減らす
年間32億円流出しているエネルギー代を、
地域内に残す取り組み。

公共施設や福祉施設、
学校、商業施設などへの
太陽光・蓄電池導入、
省エネ改修を進め、
“電気代の地域流出”を減らしていく。
これは環境政策であると同時に、
地域経済政策でもあります。
● 地元事業者同士の取引を増やす
福祉・商工業・教育・建設・地域団体などが
地域内でつながることで、
町外へ出ていたお金を
地域内で循環させる。
「地域で稼ぎ、地域で使い、
地域へ再投資する」
この流れを強くしていくことが、
持続可能な地域経済につながります。
⸻
南風原町は、
単なるベッドタウンではありません。
人が暮らし、働き、学び、
支え合う「生活都市」です。
人口増加や消費流入という強みを、
住民所得の向上につなげられるか。
これからは、
“量”だけでなく、
「地域の中にどれだけ価値を残せるか」
が重要になります。
地域経済循環分析を通して、
これからの南風原町のあり方を、
引き続き考えていきます。

#南風原町
#地域経済
#地域経済循環
#地方創生
#医療福祉
DX
地域づくり
エネルギー
再エネ
地域内循環
南風原
玉城ようへい
この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>玉城 ようへい (タマキ ヨウヘイ)>“なんとなく豊か”では、暮らしは豊かにならない。〜南風原町の経済を、数字から考える〜