玉城 ようへい ブログ

【南風原町の地域福祉課題|現状から見えること】第3次地域福祉計画の住民アンケートより

2026/5/7

【南風原町の地域福祉課題|現状から見えること】

主に第3次地域福祉計画の住民アンケートをもとに 
整理したものですが、地域福祉の課題を整理しました!

■ 人口増加と世帯構造の変化 
南風原町は人口約4万人。人口も世帯数も増え続けている「成長している町」です。 
しかしその一方で、1世帯あたりの人数は減少し、世帯の小規模化が進んでいます。

■ 若い町と高齢化の同時進行 
さらに特徴的なのは、「若い町」でありながら確実に高齢化が進んでいる点です。 
高齢者数はこの約10年で約1.5倍に増加しています。

しかもこの高齢化は均一ではありません。 
地区によっては高齢化率が50%前後に達し、単身世帯も多く、 
「地域によって課題の重さが大きく違う」という状況が生まれています。

■ 単身化と生活困窮の拡大 
世帯の変化も大きなポイントです。 
単身世帯は約27%まで増え、高齢者の一人暮らしは約3.6倍に増加。 
つまり、「家族だけで支えることが難しい世帯」が確実に増えています。

それは生活の面にも表れています。 
生活保護は増加傾向で、特に高齢者世帯が大きく増えています。 
高齢化と生活困窮が重なり合う構造になっています。

■ 介護・認知症と地域支援の必要性 
介護の現場でも変化が起きています。 
要介護認定者は増え続け、その中でも重度の方が3割以上。 
さらに、認定者の約8割に認知症の症状が見られます。

これは、単なる「介護サービスの問題」ではなく、 
地域全体で支える仕組みが必要な段階に入っていることを意味します。

南風原町と町社協とで一緒になって 
認知症になっても尊厳を持って暮らし続けられる 
まちづくりの取り組みを進めています

■ 障がい福祉と見えにくいニーズ 
障がい福祉では、手帳所持者の増加に加え、 
精神障がいの割合や精神通院医療の利用が増えています。

つまり、制度に表れている以上に、 
「見えにくい支援ニーズ」が広がっている可能性があります。

メンタルヘルスの不調が全世代的に増えつつも 
精神保健、精神科、精神障がい、それぞれへの 
理解は中々進まない部分も課題だと感じています

■ 子育て支援の質的転換 
子ども分野でも変化があります。 
出生率は比較的高いものの低下傾向。 
ひとり親世帯は増加し、特に母子世帯は約1.5倍に。

また、待機児童は減少している一方で、 
発達支援や特別支援教育のニーズは大きく増えています。

子育て支援は「量の確保」から 
「質と個別対応」へと課題が移っています。

また保育園の待機児童は減少したものの 
学童の待機児童が増えており、その対応に苦慮しているが 
近い将来、人口の伸びが頭打ちになることも見えており 
学童の環境整備に難しい判断が求められている状況でもあります

 

■ 地域のつながりと参加の課題 
そして、地域のつながり。

住みやすさの評価は高い一方で、 
近所づきあいは「挨拶程度」が約8割。

自治会加入率は約50%ですが、 
若い世代や賃貸世帯では大きく低下しています。

地域活動も「参加していない」が約6割。 
特に若い世代では7割以上が未参加です。

ただし理由を見ると、 
「関心がない」のではなく 
・忙しくて余裕がない 
・情報がない 
・一緒にやる人がいない 
という構造的な問題が見えてきます。

町外からきた人、若い世代にとっても 
居心地の良い、負担感の少ない取り組みの充実が 
必要になっており、新しいあり方が必要ですが 
中々その実践者が地域で見えない、というのも課題です

■ 求められる支え合いのかたち 
住民が求めている支え合いは明確です。

・災害時の助け合い 
・高齢者の見守り 
・防犯

つまり、濃い人間関係ではなく、 
「必要なときに支え合える関係」が求められています。

■ 相談・情報の課題 
相談支援のニーズも重要です。 
最も多いのは 
「どんな相談でも断らない窓口」。

若い世代はオンライン、 
中高年は訪問型支援を求めています。

課題が複雑化する中で、 
分野ごとの縦割りではなく 
「丸ごと受け止める仕組み」が必要です。

さらに大きな課題が「情報」です。 
広報紙が主な情報源である一方、 
若い世代の約2割は「情報を得ていない」。

制度があっても、届いていない。 
支援があっても、つながっていない。

ここに大きなギャップがあります。

【まとめ】

■ 複合化する地域福祉課題 
南風原町の課題は、単独の問題ではありません。

人口増加 
世帯の小規模化 
高齢化 
認知症 
精神保健 
発達支援 
ひとり親 
生活困窮 
地域のつながりの希薄化 
情報格差 
相談の複雑化

これらが同時に進んでいます。

■ これからの地域福祉の方向性 
だからこそ必要なのは、

「困ってから支える福祉」ではなく 
「日常のつながりから支えるまちづくり」 です。

若さと人口増加という強みを活かしながら、 
孤立を防ぎ、支え合い、早期につながる仕組みへ。

ここが、これからの南風原町の地域福祉の分岐点です。

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著者

玉城 ようへい

玉城 ようへい

肩書 南風原町議会議員 / まちづくり×ITの中間支援NPO代表 / 社会教育士 / ファンドレイザー/ 塾講師
党派・会派 無所属

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