2025/8/31
広島市議会議員の木村唯です!
前回に引き続き、後編をお届けします。
【当日編】
令和7年8月9日――。
朝8時。まだ日差しは柔らかい時間帯。
しかし私たちの心は高鳴っていました。
段原南町内会からお借りしたヤグラを運び込み、重い鉄パイプを仲間たちと力を合わせて組み立てていきます。
柱を立て、梁を組み、一本一本ロープを巻きながら、まるで過去と未来を結びつけているような感覚がありました。
子ども会からはスピーカー。
段原小学校やPTAからはテント。
それぞれが持ち寄った道具には、それぞれの想いが詰まっています。
「うちの子も楽しみにしてるんよ」
そう言って差し入れを置いていく方の笑顔に、胸が熱くなりました。
提灯を吊るす作業は、まるで時間を巻き戻すよう。
一つ吊るすたびに30年前の景色が頭に浮かびます。
あの頃の子どもたちの笑い声、屋台のにぎわい、夜風の涼しさ。
午前9時を過ぎると、近所の方々が次々と顔を出してくれました。
「手伝えることある?」と声をかけ、杭を打つ人、テーブルを運ぶ人、コードを束ねる人。
気づけば準備の輪が自然に広がっていました。
天気予報は午後から雨。
この一週間、私はスマホで天気予報を何度も更新し、そのたびに一喜一憂してきました。
「なんとか持ってくれ…」そう祈りながら、作業を続けます。
14時過ぎ、予定より早く準備はほぼ完了。
ヤグラは堂々と中央に立ち、提灯が風に揺れ、テントの下には屋台の準備が整い、夏祭り独特の空気がすでに公園全体を包んでいました。
15時開始予定でしたが、その前から子どもたちが集まり始めます。
小さな手を引く保護者の方、カメラを構えるおじいちゃんおばあちゃん。
笑顔と期待の表情が、公園中に広がっていました。
屋台やキッチンカー、地元高校生の出店も加わり、ブースは10を超えました。
冷たい飲み物を手に友達と笑い合う若者、たこ焼きを頬張る子どもたち、ゲームコーナーで真剣な表情を見せる小学生。
すでに会場は活気に満ちています。
そして18時。
私の挨拶とともに、盆踊り大会がスタートしました。
盆踊りが始まると、人々の掛け声が一体となって夜空に広がり、輪の中心も外側も関係なく、みんなが笑顔で体を揺らしていました。
その時まで天気は何とか持っていましたが、19時の大抽選会直前。
空が急に暗くなり、大粒の雨が落ちてきます。
「ああ…」という声もありましたが、誰もその場を離れません。
500名を超える来場者が、雨に濡れながらも本部前に集まり、番号が呼ばれるたびに大歓声。
「やったー!」と飛び跳ねる子ども。
当選した景品を抱えて子どもたちと笑うお母さん。
傘をさしながら「来てよかった」と話すご夫婦。
その光景は、まさに“地域の力”そのものでした。
雨足はどんどん強くなり、抽選会後はやむなく予定を繰り上げて終了しました。
しかし片付けを始めても、傍に寄って「ありがとう」「また来年もやろうね」と声をかけてくれる方が後を絶ちませんでした。
20時に祭りは終了。
濡れたテントや機材を片付ける作業は、結局23時までかかりました。
腕も脚もパンパン、体はくたくた。
けれども心は、これまでにない充実感でいっぱいでした。
【やって良かった】――この一言に尽きます。
今年の祭りは終わりましたが、この挑戦は続きます。
来年、再来年、そしてその先の世代へ。
この灯りを消すことなく、次の夏も必ずこの公園に皆さんの笑い声を響かせます。
【子どもたちのために・地域のために】
その想いから始まった小さな行動が、人と人をつなぎ、大きな形になった。
そして私の理念【即行動】は、これからも変わらず、地域の未来へと続いていきます。


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キムラ ユイ/38歳/男
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