2026/3/20

津市議会議員の中野ゆうこです。
1月25日の津市議会議員選挙では、4134人の皆さまにご投票いただき、トップ当選させていただきました。改めて身の引き締まる思いで、2期目最初の3月議会に臨んでいます。
今回の3月議会では、一般質問として投票率の向上、保育環境の充実、津市庁舎内女子トイレへの生理用品設置事業を取り上げました。また、議案質疑では、防災備蓄や避難所環境、学校給食の負担軽減や公会計化についても質問しました。
その中でも、今回大きな前進があったのが、市役所の女子トイレへの生理用品の設置です。
この件は、私がこれまで繰り返し議会で取り上げてきたテーマでもあり、3月12日付の中日新聞朝刊三重総合版でも紹介されました。
今回の議会で私は、津市が庁舎内に生理用品を設置する目的をどのように位置づけているのかを確認しました。
答弁では、誰もが安心して訪れることができる市役所の環境づくりの一環として、女性特有の突然の生理現象に対処できるよう、ソフト面での環境整備を図ることが目的であるとされました。
私はこの答弁を重く受け止めています。
生理用品の設置は、単なる備品の追加ではありません。
急な生理で困ったときに、恥ずかしい思いをしなくて済むこと。時間をかけて窓口に行かなくてもよいこと。市役所を利用する人も、働く人も、安心して過ごせること。そうした日常の小さく見える困りごとに、行政がきちんと向き合うということだと思うからです。
今回の答弁では、設置場所は本庁舎と各総合支所の女子トイレ、多目的トイレの手洗い場で、合計80カ所を予定しているとのことでした。
また、年間の利用見込みは約6400枚、購入費と80カ所分のストッカー購入費を合わせた予算として約27万円を計上し、設置時期は早ければ2026年6月ごろを見込んでいるとの答弁でした。
市役所を訪れる方にとっても、職員の皆さんにとっても、必要なときに必要なものがそこにある環境に近づくことになります。
津市では2021年度、健康福祉部の所管で生理用品の無償配布事業が行われた際、本庁舎や各総合支所の窓口で配布が行われていました。
ただ、窓口で受け取ることには心理的な抵抗があります。急な生理に見舞われたとき、窓口に取りに行くまでの時間もしんどい。だからこそ私は、使う場所に置くことが大切だと考えてきました。
今回の答弁でも、窓口受け取りでは心理的な抵抗感がある方がいること、突然の生理への対応としては一定の時間がかかることから、使用される場所に設置することが最も効果的であるとして、トイレへの設置を決めたとの説明がありました。
私はこの判断を高く評価しています。
トイレで使うものだから、トイレにある。とても当たり前のようで、実はこれまで当たり前ではなかったことが、ようやく前に進みます。
今回、私が特に確認したかったのは、これが一時的な取組で終わらないかどうかでした。
コロナ禍で生理の貧困が注目されたあと、全国的にも一時的な配布や短期間の事業で終わってしまった例は少なくありません。だからこそ、私は継続するのかどうかを議場で確認しました。
答弁では、誰もが安心して訪れることができる市役所の環境づくりの一環として実施するものであり、試行的な取組ではなく、基本的には継続事業として位置づけて実施する、とのことでした。
この答弁は大きいです。
感謝やお褒めの言葉は、もしかしたら表には出てこないかもしれません。けれど、急な生理で困っても対処できる。経済的な事情があっても、市役所で惨めな思いをしなくて済む。そうした変化は、確実に女性の尊厳と権利を守ることにつながります。
声を上げにくい困りごとほど、政治が扱わなければならない。私はそう思っています。
今回の議会では、生理用品の設置以外にも、暮らしに直結する課題を取り上げました。一般質問として、投票率の向上、保育環境の充実、庁舎内女子トイレへの生理用品設置事業について議論し、議案質疑では防災備蓄や学校給食の議論も行いました。
津市議会議員選挙の投票率は43.68%でした。私はこれまでも、若い世代の投票率の低さを課題として繰り返し取り上げてきました。
今回の議会では、期日前投票所の周知、若者の投票事務への参加、投票済証明書の工夫などを質問しました。
選挙は、普段は声を上げにくい人にとっても、等しく意思を示せる機会です。
だから私は、若い人たちが政治を遠いものとしてではなく、自分の生活に関わるものとして感じられるような取組を、これからも求めていきます。
保育園で使う絵本、保育玩具、保育備品の充実、そして施設修繕の考え方についても取り上げました。
現場では、保育士さんたちが絵本を何度も補修し、おもちゃや収納を工夫しながら、よりよい環境をつくろうとしてくださっています。私はその努力に頭が下がる思いでした。
一方で、そうした工夫ややりくりが、現場の善意に過度に依存する状態であってはならないとも思います。保育士さんには、できる限り保育そのものに力を注いでいただきたい。だからこそ、備品の充実や修繕、予防保全の考え方、現場の声の反映のあり方を確認しました。
こどもたちの育ちを支える環境は、後回しにしてよいものではありません。未来への投資として、引き続き取り組みます。
議案質疑では、防災備蓄品の管理や保存環境、避難所環境整備事業についても質問しました。
私は、防災の本質は、ただ命をつなぐだけではなく、被災後の生活の尊厳を守ることにあると思っています。避難所だから我慢しなければならない、という発想ではなく、避難所でもできる限り人としての生活が守られることが大切です。
議場では、スフィア基準を意識した避難所環境の充実についても質しました。災害はいつ起きるか分かりません。だからこそ、今ある予算の中で何を優先するのか、そして今後どこまで水準を引き上げていくのかを、引き続き注視していきます。
学校給食の公会計移行事業についても議案質疑で取り上げました。
教職員の皆さんが会計業務の負担から少しでも解放され、こどもたちと向き合う時間の確保につながるのであれば、大きな意義があります。一方で、教育委員会側に負担が偏らないか、運用が現場に無理を生まないかという点も丁寧に見ていく必要があります。
私は、政治の役割は、声の大きい人の要求だけを通すことではないと思っています。
むしろ、言い出しにくいこと、我慢するしかないとされてきたこと、自己責任で片づけられてきたことを、公の課題として扱うことにあるはずです。
急な生理で困ること。
投票に行きたくても、政治が自分とつながっていると感じられないこと。
保育現場が工夫で支えられすぎていること。
避難所での生活環境が、まだ十分とは言えないこと。
どれも、誰かにとって切実な困りごとです。
今回、市役所の女子トイレへの生理用品設置が前に進んだことは、その困りごとを見過ごさず、行政が一歩動いたということだと思います。私はこれからも、あなたの中の困ったによりそう政治を、津市で進めていきます。
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ナカノ ユウコ/30歳/女
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