2026/5/14
サザンオールスターズに「わすれじのレイド・バック」という曲があります。https://www.youtube.com/watch?v=VXpFOxtyM0Y
私はこの曲を、もう40年ほど聴いてきました。ところが、恥ずかしながら、つい最近まで「レイドバック」というのは、どこか外国の地名だと思っていました。アメリカの西海岸か、南の島か、どこか風の吹く街の名前のようなものだと、勝手に思い込んでいたのです。
ところが、5月5日のNHKラジオ「ラジオビジネス英語」を聴いていたとき、この “laid-back” という単語が出てきました。意味は「のんびりした」「おっとりした」「肩の力が抜けた」というようなニュアンス。
その瞬間、私は思わず「あっ」と思いました。
レイドバックとは、地名ではなかったのか。
40年間、完全に勘違いしていました。
しかし不思議なもので、意味を知ってからあらためて「わすれじのレイド・バック」を聴いてみると、曲の印象が少し変わって聞こえました。これまでは、どこか遠い場所への郷愁のように聴いていたものが、今度は、肩の力を抜いた時間、過ぎ去った青春、気だるさや懐かしさを含んだ空気のように感じられたのです。
言葉の意味を知らなくても、音楽は楽しめます。
でも、ひとつの言葉の意味を知るだけで、同じ曲が少し違って聞こえる。これはなかなか面白い体験でした。
考えてみれば、音楽にはそういうことがよくあります。若い頃にはメロディーだけで聴いていた曲が、年齢を重ねてから歌詞の意味が胸にしみる。昔は何気なく聴き流していた一節が、ある日突然、自分の人生と重なって聞こえる。
今回の「レイドバック」も、まさにそんな発見でした。
40年も勘違いしていたのか、と少し笑ってしまいましたが、40年たってもなお新しい発見があるというのは、むしろ幸せなことかもしれません。
サザンの曲は、若い頃の記憶と一緒に体に染み込んでいます。その曲を、今になってまた新鮮な気持ちで聴くことができる。これもまた、音楽の力なのだと思います。
人生も少し、レイドバックでいいのかもしれません。
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