2026/6/16
今回の府議会議員定数削減案は、現在の79議席を73議席へと削減するものです。
私は本日の本会議に先立ち、この議案について4点にわたり質問を通告しました。
1. 提案手続きの透明性と説明責任
議会改革検討協議会において、具体的な削減の根拠が十分に示されないまま本議案が提出されたと考えています。なぜこの数字なのか。どのような議論を経たのか。市民の皆さんが納得できる説明がなされていたのか。そこを問いたかった。
2. 人口減少地域の声をどう守るか
定数削減や選挙区統合が進めば、河内長野市をはじめとする南河内など人口減少地域の実情や意見が府政に反映されにくくなると考えています。少数意見や地域の声をどのように確保するのか——これが私が最も訴えたかったことです。
3. 民主主義に必要なコストとは
定数削減により一定の財政効果が見込める一方で、議会の監視機能や多様な民意の反映をどう確保するのかという視点も重要です。「議員を減らせばコスト削減」という単純な話ではない。民主主義には必要なコストがあります。その本質的な問いを投げかけたかった。
4. 府民への説明と意見聴取
議員定数は議会の構成や機能に大きな影響を及ぼす重要事項です。本議案は府民への説明や意見聴取が不十分ではないか。議会での十分な議論を通じて説明責任を果たすべきではないか。そう問いかけています。
正直に言います。本日の質問時間は短く、言いたいことが十分に言えませんでした。
府議会の本会議では、各議員に与えられる発言時間に限りがあります。短い時間の中で、複数の論点を伝えることの難しさ——これは何度経験しても、もどかしいと感じます。
だからこそ、このnoteがあります。議会の場では語りきれなかったこと、背景にある思い、そして皆さんに知ってほしいことを、ここで丁寧に伝えていきたいと思います。
だからこそ、このnoteでお伝えしたいと思います。
今回の定数削減は、単なる数字の話ではありません。
議員が73人になれば、一人あたりが受け持つ地域の広さや声の数が増えます。特に、都市部とは違う課題を抱える地域——河内長野のような山間部と市街地が混在する市では、その影響は決して小さくない。
山間部の暮らし、公共交通の問題、買い物や通院の困難さ、子どもたちの通学路、地域コミュニティの担い手不足。大阪府全体の中では小さな声に見えることでも、そこに住む方にとっては毎日の安心に直結する大きな問題です。
私は是々非々の立場です。削減そのものを頭ごなしに否定しているわけではありません。
しかし、「何のために、どのように削減するのか」——その説明責任と、削減後も地域の声が届く仕組みの担保が必要だと考えています。
ここで少し立ち止まって考えてみてください。
議員が6人減る。それだけ聞くと、「少し減るだけでしょ」と思うかもしれません。
でも、議員は地域と府政をつなぐパイプです。そのパイプが細くなるということは、流れる情報の量が減るということ。
特に委員会審査の場では、議員の数が議論の深さに直結します。大阪府議会にはいくつかの常任委員会・特別委員会があり、議員はそれぞれ複数の委員会に所属します。定数が減れば、一人あたりの委員会担当が増え、一つひとつへの対応が薄くなるリスクがある。
「監視機能の低下」——これは行政側にとって都合がいいことかもしれませんが、住民にとっては危険信号です。
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