2026/6/17
区長の所信でも示された新たな取組。6月15日のみどり・環境等特別委員会で、「みどりの区民活動会議」の立ち上げについて報告がありました。この会議は、令和10年度に改定予定の「練馬区みどりの総合計画」に、区民の声を反映させるために設置されるものです。
区長は所信の中で、区民の声を区政運営の原動力とし、自ら地域に出向き、幅広く意見を聞いていく姿勢を示しました。その新たな取組の一つとして、みどりの保全に向けて「みどりの区民活動会議」を立ち上げることも明らかにしています。委員会の資料はこちらをご覧ください。
つまり、この会議は単なる環境施策の一部ではありません。区民の声を聴き、政策に反映する新区政の姿勢を示す、象徴的な意味を持つ取組でもあります。
今回の会議の特徴は、区が作った案に意見を言うのではなく、案をつくる前の段階から、区民と一緒に課題を整理し、議論することです。
委員は15名程度。憩いの森等の管理団体、協働花壇団体、落ち葉清掃ボランティア、みどりの人材バンク登録者など、実際にみどりに関わって活動している方々が中心となります。

(出典:練馬区)
現場で活動している方々の声は、とても重要です。行政だけでは分からない課題、たとえば担い手不足、活動時間の制約、落ち葉清掃の負担、地域との関係など、現場だからこそ見える課題があります。

(出典:練馬区)
一方で、みどりは活動団体だけのものではありません。
公園を利用する子どもや子育て世代、高齢者、障害のある方、若者、農地や民有樹木の所有者、近隣住民など、みどりに関わる区民は非常に幅広いです。
委員会では、活動している方々の声を大切にしながらも、一般区民の声をどう反映するのかを確認しました。区は、アンケートやイベント、一般区民も参加できる公開形式の提案発表会などを通じて、幅広く意見を聞くと説明しました。
大切なのは、発表の場だけでなく、議論の早い段階から多様な声を拾うことです。特に、将来のみどりを担う若い世代の参加は欠かせません。
練馬区では、前回のみどりの総合計画を作る際にも区民会議を設け、17の提案がまとめられました。その後、憩いの森の区民管理や落ち葉清掃ボランティアなど、形になった取組もあります。
しかし、17の提案のうち何が実現し、何がまだ課題として残っているのかは、十分に見える化されていません。新たな会議を始めるのであれば、まず過去の提案を検証することも必要です。過去の区民の声をどう受け止め、どこまで実現したのか。その確認をしたうえで更に前に進めるべきだと思います。
区民の声を聴くことは大切です。しかし、聴いただけで終わってはいけません。
会議で出された提案を、どのように計画に反映するのか。反映できない場合は、なぜなのか。区民に分かる形で示すことが、区民参加へ繋がると思います。
練馬のみどりは、公園だけでなく、農地、屋敷林、街路樹、庭木、憩いの森など、区民生活そのものと深く結びついています。
みどりの区民活動会議が、形式的な意見交換ではなく、練馬のみどりを本当に守り、次の世代へ引き継ぐ力になるよう、引き続き求めていきます。これまでの訴えはこちらをご覧ください。

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