2026/4/6
私の所属する稲城市消防団第8分団(長峰・若葉台地区担当)では、4/2(木)から操法大会に向けての訓練が始まりました。稲城市では操法大会は2年に一度、今年は開催年に当たり、6/14(日)に開催されます。49歳で初入団とかなり遅咲きの消防団ですが、近年の高齢化・団員不足の影響で、1年目は4番員、3年目はコロナで中止、5年目は1番員、7年目は4番員と、大会が開催される場合は毎回(体力的に比較的楽な番手ではありますが)選手として出場していました。しかし9年目を迎える今年は、初めて教える側(1番員の指導)を担当することになりました。とは言え、団員不足はかなり深刻で、20名定員のところを10名で新年度をスタートしていることもあり、不測の事態があれば、いつでも選手として参加できる「補欠」として、きちんと仕上げることも求められています。
近年課題となっている「実践で役立つ操法訓練」を目指し、今大会から審査内容が簡素化されることになりました。具体的には、最初の「集まれ」(選手全員が集合して整列する部分)が無くなり、「乗車」からスタートすることになります。選手4名の足の踏み出しが揃うまで延々と繰り返す「集まれ」が無くなるだけでも非常にありがたく、画期的なことなんですが、できれば、更に簡素化が進むことを(個人的には)期待しています。
昔ながらの操法大会を否定することは、古株の消防団員やOBの方からは批判されるかもしれません。しかし消防団を持続可能なものとするには避けて通れない必須条件だと考えています。私の地元、若葉台地区は多摩ニュータウンの最後に開発された新興住宅地であり、サラリーマン世帯が住民の中心を占めています。平日は市外に通勤している方が多く、帰宅が遅くなることも少なくないと思われるため、そもそも訓練に割ける時間を多くとれないですし、防火対策が進んでいるニュータウン地区の場合、発生する火災件数も少ないため、訓練以外で経験を積む機会も多くありません。私も8年間消防団員をしていますが、実際の消火活動に関わったことは一度もありません(年に1回あるかないかの大きな火災が発生した時に、たまたま市外にいた、という”間の悪さ”が要因の一つではありますが)。また操法訓練だけでは、マンション固有の連結送水管などの設備について学ぶことができないのも大きな課題の一つです。
それでは「ニュータウン地区には消防団は必要ない」と言われてしまうかもしれませんが、そうではありません。マンション固有の連結送水管はポンプ車がかけつけなければ水を出すことはできませんし、住宅地で火災が発生した時も消防団での経験があれば、消火栓から可搬ポンプを使って水を送ることができます。そのような実践的な技術を習得することができるのが、消防団に加入するメリットだと考えています。操法訓練は確かに「基本形」としての一定の有効性はあると思いますが、それだけでは十分ではありません。サラリーマン世帯の方に消防団員になっていただくのであれば、週末や平日夜間など限られた時間を有効活用して、地域の実状にあった技術を習得してもらえるような訓練メニューやカリキュラムに変えていく必要があると思います。
入団募集をするだけでなく、地域住民が入りたいと思う消防団になるように、消防団の側も変わっていくことが、重要だと思います。私自身答えはまだ見つからないですが、自分のできるところから少しずつでも変えていければ、と考えています。
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ナカタ アタル/56歳/男
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