2026/6/24
6月20日に神戸文化ホールで開催された神戸室内管弦楽団定期演奏会を聴きました。土砂降りの雨でしたが、大ホールはほぼ満員の盛況でした。
指揮は、スペイン出身のロベルト・フォレス・べセスさん、ピアノは、ホアキン・アチュカロさんです。
近年発見されたラヴェルの作品、ファリャ、そしてビゼー「カルメン」編曲作品とともに、大澤壽人「小ミサ曲」が演奏されるという、意欲的なプログラムでした。
大澤壽人(1906 - 53)は、神戸市出身の作曲家で、戦前・戦後に活躍し、幅広いジャンルの作品を多数残しています。
ピアノ協奏曲第3番《神風協奏曲》のスコアを所蔵していますが、序文の中で、音楽評論家・批評家の片山杜秀氏は、大澤が早世した後、「関西の、否、日本の楽壇は、急速に大澤を忘れた。その忘れ方は、作曲家の業績に対してあまりに非礼というほかない極端なものだった」と記しています。
関係者の努力により、大澤の存在と作品が見直され、この日のコンサートのように演目に取り上げられていることをありがたく感じています。

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