下田 ひろし ブログ
令和8年6月25日(木)世界海洋プラスチックプランニングセンターの視察 2047
2026/6/25
総務委員会の県内視察で、唐津市の世界海洋プラスチックプランニングセンターを視察しました。世界海洋プラスチックプランニングセンター PLAPLAPLAPLA(プラプラ)は、佐賀県唐津市・波戸岬にある、海洋プラスチック問題をテーマにした体験型ミュージアム&ラボラトリーです。海流によって世界中から漂着する海ごみ。その背景には、私たちの暮らしや便利さ、産業、そして海とのつながりがあります。PLAPLAでは、漂着ごみや海流の展示、研究者による調査展示、海洋プラスチックを再生するラボ、現場を観察するフィールド…pla2.jp1.視察概要今回、唐津市波戸岬周辺において、海岸に漂着する海洋プラスチックごみの現場と、世界海洋プラスチックプランニングセンター「PLAPLA(プラプラ)」を視察した。波戸岬は佐賀県最北西端に位置し、対馬海峡に面している。天候が良ければ壱岐や韓国方面を望むことができ、日本海の入口にあたる場所でもある。このため、対馬海流や季節風の影響を受け、日本国内だけでなく韓国、中国、ロシアなど海外由来とみられる漂着ごみも多く確認されている。2.漂着ごみの現状現場では、ペットボトルやプラスチック容器、漁具、発泡スチロールなど、さまざまな漂着ごみを確認した。実際に韓国や中国の表示がある容器もあり、海洋ごみ問題が単なる地域の環境問題ではなく、国境を越えた課題であることを実感した。九州北西部は全国的にも海洋プラスチックごみの漂着が多い地域とされており、特に対馬ではさらに深刻な状況にあるという。波戸岬周辺でも、海流や風向きによって大量のごみが流れ着くことがある。地元では企業や学生、地域住民が連携してビーチクリーン活動を行っているが、一度清掃しても翌日には再び漂着することもあるとのことだった。そのため、誰でも気付いたときに回収できるよう、海岸漂着物専用の回収ボックスも設置されている。3.海洋プラスチック問題について説明の中で特に印象的だったのは、プラスチックは自然分解されにくく、長い年月をかけて細かく砕かれながら環境中に残り続けるという点である。細かくなったマイクロプラスチックは魚や海洋生物に取り込まれ、最終的には人間の体内にも取り込まれる可能性がある。また、近年の調査では深海や南極、富士山山頂付近の大気中からも確認されているとの説明があった。一方で、人体や生態系にどのような影響を与えるのかについては、まだ十分に解明されておらず、現在も世界中で研究が進められている。4.世界海洋プラスチックプランニングセンター「PLAPLA」続いて視察した「PLAPLA」は、今年6月にオープンしたばかりの施設である。施設内には展示スペース、体験ラボ、ワークショップスペース、再生加工設備などが整備されており、海洋プラスチックごみについて学び、体験し、考えることができる。特徴的なのは、建物そのものに漂着プラスチックを再利用したパネルや建材が使用されていることである。単に展示するだけでなく、「ごみを資源として活かす」という考え方が施設全体で表現されていた。5.PLAPLAのユニークさ今回特に印象に残ったのが、大嶋雄治センター長(九州大学名誉教授)のお話である。私が「なぜこの施設はそんなにユニークなのですか」と続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』