さとう しゅういち ブログ
イスラエルがイラクに無断で基地建設 中東を覆う『偽装攻撃』の危険性 #ホルムズ海峡
2026/5/10
イスラエルがイラクに無断で基地建設 中東を覆う『偽装攻撃』の危険性 #ホルムズ海峡 https://youtube.com/shorts/D5klNL3-Mxw?si=AspsEHWN44sj_oew @YouTubeより
イスラエルによるイラク領内の無断基地建設 中東を覆う“偽装攻撃”の危険性
イスラエル(首相=ネタニヤフ被疑者)がイラク領内に無断で侵入し、イラン攻撃用の拠点を建設していた疑いが報じられた。
イラク軍がこれを察知して接近すると、イスラエル側は空爆を実施。
イラクは当初、米軍による攻撃と誤認し、国連に訴え出たという。
この一連の出来事は、中東情勢の危険性を象徴する重大な事件である。
第一に、この事件は「第三国を装った攻撃」が現実に起こり得ることを示した。
イスラエルがイラク領内に拠点を構築できたのであれば、
米国を装った攻撃、イランを装った攻撃、UAEを装った攻撃――
誤認を誘発する行動が理論上可能である。
実際にイラクは、イスラエルの攻撃を米国の攻撃と誤認した。
これは、誤認と報復の連鎖がいかに容易に発生し得るかを物語る。
第二に、中東は国家・武装勢力・宗派・資金勢力が複雑に絡み合う“応仁の乱”のような構造にある。
誰が敵で誰が味方か、単純な図式では捉えられない。
越境行為や偽装攻撃が可能な環境は、地域の不安定化をさらに加速させる。
第三に、ネタニヤフ被疑者は米国とイランが妥結しても、内容に不満ならイラン攻撃も辞さない姿勢を示している。
しかし、もし本気で核リスクを語るのであれば、
イスラエル自身の核保有こそ国際社会が問うべき問題である。
イランにだけ核放棄を求め、イスラエルの核を黙認する二重基準は、
地域の不信と緊張を長年生み続けてきた。
米国も、イスラエルを無条件に擁護する姿勢を改めるべきだ。
国際法に反する越境攻撃を続ける国に対しては、
武器禁輸を含む厳しい制裁措置を検討する必要がある。
日本も例外ではない。
イスラエルからの武器購入を続けながら停戦を訴えても説得力を欠く。
広島を原点とする国として、
武器購入の中止と米国への厳格な進言を行うべきである。
いま必要なのは、断片的な情報に飛びつくことではなく、
事実関係が確定するまでの“判断の保留”である。
そして、パキスタンが仲介する米イ対話の継続、
イスラエルによるレバノン・西岸・ガザ攻撃の停止など、
暴発を防ぐための小さくても確かな一歩を積み重ねることだ。
誤認は戦争を呼び、戦争はすべてを壊す。
国際社会は冷静さと対話を軸に、
越境行為と偽装攻撃の連鎖を断ち切る責任を負っている。
(※国際政治に関する内容のため、必ず複数の信頼できる報道で確認を)
さとう しゅういち
サトウ シュウイチ/50歳/男