2026/5/10
5月8日の日本経済新聞に、「宿泊税 『原則』ないまま拡大」という記事が掲載されました。全国で宿泊税の導入が相次いでいます。千葉県でも、いま、まさにその議論が進んでいます。
千葉県は、旅館・ホテルへの宿泊1人1泊につき150円の定額課税を検討しています。年間の税収規模は約42億円と試算されており、観光人材の育成や地域の魅力向上、インバウンド推進などに活用する方針です。
私は昨年12月、商工労働常任委員会でこの宿泊税についてお聞きしました。
そのとき感じたのは、「柏市や東葛飾地域の現実と、県が想定している観光のイメージが、どこかずれているのではないか」ということです。
この地域に宿泊される方の多くは、ビジネス目的や都内への観光を目的とした方です。「千葉県の観光振興のための税」と言われても、実感が持ちにくいという声は、正直なところだと思います。
また、宿泊事業者の方からは、「自分たちが集めた税が、自分たちの地域に戻ってくるのか」 という疑問も届いています。
観光客の増加は、地域にとってプラスばかりではありません。
交通渋滞、公共交通の混雑、ゴミ処理の増加、治安への影響。
こうした負担を地域住民や事業者が担っている現実があります。宿泊税の使途に、道路インフラや公共交通の整備、ゴミ処理・治安対策といった受入環境の整備も含めてほしいという声は、ごく自然な要望だと思います。
委員会での答弁は、「使途の詳細はこれから」 というものでした。
だからこそ、今の段階から声を上げることが大切だと感じています。県の資料にも、使途の「見える化」や事業者・市町村からの意見を反映することの重要性が明記されています。
私は引き続き、自治体間の受益と負担の公平性、地域事業者の声、そして柏市・手賀沼エリアの魅力向上への活用といった観点から、この問題に関わってまいります。
宿泊税について、ご意見やご不満がある方は、ぜひお聞かせください。皆さんの声が、制度をより良くする力になります。
この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>山下 洋輔 (ヤマシタ ヨウスケ)>千葉県の宿泊税導入、あなたの地域にどう関わるか?