2026/5/9
このたび、新しい政治団体「ジモト・コモンズ」のランディングページを公開しました。
ジモト・コモンズ ── ジモトの声なき声に、光をあてる。
https://jimoto-commons.jp/
なぜいま、新しい政治の器を立ち上げるのか。
私が立憲民主党を離党したのは、政治をやめるためではなく、地域に根ざした新しいかたちをつくるためでした。
(離党のいきさつはこちら)。
ジモト・コモンズの中核となる仕組みはまだ構築中で、今、すべてをお伝えすることができません。
この記事では、ジモト・コモンズが何を目指し、何を変えてはならないと決めているのか、現時点でお伝えできることを書いていきます。
私は板橋区議会議員として、これまで多くの「声なき声」に向き合ってきました。
障がい児を育てる家族のこと。
UR団地の建て替えに不安を抱える高齢者のこと。
通学路の安全。
商店街の衰退。
子育てや介護の現場で日々生まれる「ちょっと困る」の積み重ね──。
そうした声の多くは、政党の方針や中央の政策議論の中では、こぼれ落ちてしまいます。
政党という器は、全国レベルで方針をまとめるためには必要なものですが、住民のリアルを一つひとつ拾い上げる装置としては、あまりにも目が粗い。
「上から降りてくる方針」と「住民の切なる思い」のあいだには、構造的な距離がある。
これを埋めるには、もう一つの器が必要だ──そう考えてたどり着いたのが、ジモト・コモンズです。
故に、ジモト・コモンズが掲げる中心コンセプトは 「ジモトの声なき声に、光をあてる」 としています。
まず「声なき声」に光が当たらなければなりません。
そこが出発点です。
出発点を間違えてはいけません。
そして、「声なき声」をどう政策として結実させるかという段階で 「万機公論、AI実装」 というセカンドコンセプトが生まれます。
これは、明治維新の出発点となった五箇条の御誓文の冒頭、「広く会議を興し、万機公論に決すべし」という一節へのオマージュです。
あらゆる政策は、広く議論を経て決める。
この理想を、AIとデジタルの力で現代に実装する──そういう意味を込めました。
ここで強調しておきたいのは、AIは主役ではないということです。
AIは、人間の代わりに政治を決めるものではなく、人間同士がよりよく話し合うための「補助線」であり、「翻訳者」であり、「記録者」です。
主役はあくまで、地域で暮らす一人ひとり。
声を拾い、整理し、対話につなぐ。
テクノロジーは、その流れを支える道具として位置づけています。
私がジモト・コモンズで実現したい仕組み──仮に「ジモトシステム」と呼んでおきますが──この「ジモトシステム(仮)」の着想のもとになった、皆様もよくご存知の一件があります。
2016年、「保育園落ちた日本死ね」という匿名のブログ記事が、日本の政治を動かしました。
私が見てきた中で、最も成功したボトムアップ政策はこれだと思っています。
これは、多数決ではありません。
一人のお母さんがネットに書いた、偽らざる気持ちの吐露です。
しかしこの一言が国会で取り上げられ、メディアが報じ、世論を喚起し、待機児童解消に向けた全国的な保育園整備の動きへとつながっていきました。
私は、ここに民主主義の本質があると考えています。
民主主義の本質は、多数決ではない。
文字通り、「住民が主」 ということです。
まず一人ひとりの住民の偽らざる想いをどうやって汲み取るか──そこに主眼が置かれなければ、民主主義は形だけのものになってしまう。
ところがいま、ネットはもはや本音が書ける場ではなくなりました。
何を書いてもすぐに誹謗中傷にさらされ、下手をすれば身元特定や名誉毀損訴訟まで起こされ、家族や勤務先まで巻き込まれるリスクがある。
傷つきたくない、誰かを傷つけるかもしれない、誰かに迷惑をかけるかもしれない──そう思った瞬間、本音は飲み込まれます。
「保育園落ちた日本死ね」のような叫びは、いまの空気の中ではむしろ書きにくくなっているのではないでしょうか。
これは民主主義にとって、深刻な問題です。
声が出てこないなら、政治は何を聞けばいいのか。
私は、AIの力を、「誰も傷つくことなく、誰にも迷惑をかけることなく本音が言える場」をつくるために使いたいと思っています。
これは、単なる効率化ではありません。
届かなかった声を、届くようにする という、民主主義そのもののアップデートです。
LPでは、ジモト・コモンズの活動を3つの柱で示しています。
小さな声を拾い上げ、見える形にし、政治の入口まで確かに運びます。先ほどの「本音が言える場」をつくることが、この柱の中心的な仕事です。
地域の課題に向き合う担い手を、対話・知見・実務の面から支えます。
地方議員は孤立しがちで、情報整理や対話設計、支援ネットワークを必要としています。
党派を超えて、本気で地域を考える議員・候補予定者を応援していきます。
地域での参加と熟議を積み重ね、暮らしに根ざした民主主義を実装する。上から降りてくるものとしてではなく、地域の現場から、新しい民主主義のかたちを育て直していきます。
ジモト・コモンズには、もう一つ重要な特徴があります。それは、規約に 「永久条項」 を置いていることです。
永久条項とは、いかなる手段をもっても改変できない条項のことです。
ジモト・コモンズでは、以下の5項目を永久条項として定めています。
なぜ、最初に自分を縛るのか。
組織というものは、立ち上げの瞬間がもっとも理念に忠実です。時間が経つほど、組織を維持するために理念を曲げる誘惑が増えていく。それを未来の自分たち──そして自分の後の世代から守るために、設立者である私自身が、最初から縛られておく必要があると考えました。
加えて、ジモト・コモンズは 自己解散条項 も備えています。永久条項が無効化されたと判断する会員が過半数を超えた時、ジモト・コモンズは自動的に解散します。
もちろんこうした条項は発動を前提としたものではなく、トップに理念を守らせるため、プレッシャーをかける装置として用意しています。
ジモト・コモンズには、今のところ私一人しかいません。
それなのに、こんなことを考えているのは、少しおかしいのではないか──
まあ、おかしいかもしれません
これは、私の姿勢表明でもあります。
綱領や規約をないがしろにした者たちへの、姿勢表明です。
ジモト・コモンズは、いま次の5段階で進んでいます。
今日のLP公開は、この長い道のりの最初の一歩にすぎません。
LPでは、ともにつくっていきたい方を4種類挙げました。
どの立場の方も、それぞれの場所から、それぞれの仕方で関わっていただける設計にしていきます。
「自分のジモトで、何かしたい」と思っている方に、ぜひ届いてほしい。
長くなりましたが、最後にお願いです。
https://jimoto-commons.jp/
あなたのジモトから、民主主義をつくり直す。
その第一歩を、いま、ここから始めます。
The post ジモト・コモンズLPを公開しました──「ジモトの声なき声に、光をあてる」新しい政治団体のかたち first appeared on 中妻じょうた 板橋区議会議員.
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