2026/5/10
根津美術館で、特別展「光琳派 国宝『燕子花図』と尾形光琳のフォロワーたち」を家族と観賞。
光琳と、その一番弟子にして杉並区ゆかりの近衛家の御用絵師でもあった渡辺始興。
並べて展示された二人の「燕子花図屏風」に、しばしの間、目が釘付けとなりました。
極度に意匠化された国宝の光琳作に比べて、花の構造を明瞭に描く写実性、かつ、株の下方を描かず、初夏の湿潤な空気感を付与する表現などは、明らかに始興による「大和絵における本歌取り」ではないか、と感じました(そのようなものがあるのか、素人の私には分からないのですが)。
本歌取りは和歌の技法。
元となった本歌を知らなければ、その歌自体の良さも分からないというものです。
始興は、明らかに師の光琳作を言わば「本歌」として、この作品を手掛けたのではないでしょうか?
始興作は米クリーブランド美術館からの里帰り作品。
両作品を一堂に見比べることができたのは、至福のひとときでした。

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