2026/6/27
【松山市 木下ごう】地方政治の世界では、よく「〇〇なまちづくり」という言葉が使われます。
安心なまちづくり、にぎわいのあるまちづくり、選ばれるまちづくり。
一見すると大人の世界の言葉ですが、最近ふと、まったく別の場所でそれと同じことが起きているのではないかと思いました。
それが、子どもたちの「ゲームの中」です。

うちの子どもが遊んでいるゲームを見ると、それはもう単なる遊びではなく、「世界をつくることそのもの」だったのです。
ブロックを積み上げて街をつくる。
島で暮らしながら生活を整えていく。
仲間と協力して世界を広げていく。
そこには、いわゆる「まちづくり」があります。
昔のまちづくりゲームといえば、シムシティでしたが、人口や交通、経済を調整しながら都市を発展させていく、都市設計のゲームでした。どちらかといえば、大人が考えるような論理的な都市運営の世界です。
しかし今のゲームは、もっと自由で、もっと生活に近いものになっています。
マインクラフトには、決まった正解はありません。自分たちが、いいなと思う世界を、試しながら少しずつ形にしていきます。
あつまれどうぶつの森では、効率よりも「心地よさ」や「人との距離感」が中心にあります。そこにあるのは都市計画というより、暮らしのデザインに近い感覚です。
こうした遊びに共通しているのは、より良い世界とは何かを、遊びの中で自然に考え続けていることです。
しかもそれは机の上の勉強のようなものではなく、何度も試して、うまくいかなければ変えて、また作り直すという、かなり実践的な積み重ねです。
つまり子どもたちは、知らないうちに、世界をどう作るかという感覚を、日常の中で身につけているのだと思います。
もしかすると、将来の政治や地域運営に向けての練習を、すでに子どもたちはゲームの中で始めているのかもしれません。
そう考えると、「ゲームしてないで」と言いたくなる私たち大人よりも、子どもたちのほうが「まちづくりの練習」をしながら、どうすれば暮らしやすい世界を作れるか、楽しみながら考えているのかもしれません。
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電力会社出身・44歳
木下ごう
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キノシタ ゴウ/44歳/男
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