2026/6/30
ものづくりの現場では、「前例がない」という言葉を耳にすることがあります。
でも、その一言だけで話が終わることはありません。
本当に大切なのは、「前例があるか」ではなく
「その方法がより良い結果につながるか」です。
設備の更新、加工方法の見直し、工程改善。
新しい提案が出れば、安全性や品質、コストを比較しながら検証します。
採用する理由も、見送る理由も、最後は根拠になるデータや現場の経験です。
「前例がないからダメ」という結論にはなりません。
大阪市には約280万人が暮らしています。
一つの制度変更や手続きの改善が、
多くの市民や事業者の利便性に影響を与える大都市です。
だからこそ行政には慎重さが必要ですし、十分な検証も欠かせません。
しかし慎重であることと、変化を避けることは同じではありません。
例えば、窓口手続きのデジタル化やオンライン申請の拡大も、
かつては「新しい取り組み」でした。
今では多くの人がその恩恵を受けています。
もし「前例がない」という理由だけで止まっていたら、
便利になる機会を逃していたかもしれません。
一方で、新しいからという理由だけで飛びつくのも危険です。
現場への影響はどうか。
長期的に維持できるのか。
市民にとって本当に使いやすいのか。
こうした視点で丁寧に検証することが欠かせません。
私は政治にも、製造業と同じ「改善」の文化が必要だと思っています。
現状維持だけでもなく、耳当たりの良い改革スローガンありきでもない。
もっと地道な作業が重要で小さな課題を見つけ、
一つずつ見直し、必要なら修正し、効果を確認する。
その積み重ねが、結果として大きな前進につながります。
約280万人が暮らす大阪市では、たった一つの改善でも、
多くの人の時間や負担を減らせる可能性があります。
だから私は、「前例があるか、ないか」ではなく、
「市民にとってより良いかどうか」を基準に議論する政治を目指したいと考えています。
前例は、参考にはなります。
でも、未来を決める理由にはならない。
そうした姿勢が、大阪をさらに前へ進める力になると考えています。
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ホーム>政党・政治家>中川 隆之 (ナカガワ タカユキ)>「前例がない」は、本当に理由になる?約280万人が暮らす大阪市だからこそ考えたいこと