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ブラジル戦で見えた日本代表の課題―ワールドカップ優勝に必要なのは「戦術の引き出し」ではないか―

2026/7/4

私は家族と一緒に日本対ブラジル戦をTV観戦しました。前半の日本代表はブラジル相手に堂々と渡り合い、本当に素晴らしい内容だったと思います。しかし、後半になるとブラジルはアーリークロスを増やすなど攻撃の形を変え、日本はその変化に対応できず、一方的に押し込まれる時間帯が続きました。

試合後、選手たちは敗因の一つとして「個の力の差」を挙げていました。確かにそれも一因でしょう。しかし、私は前半の戦いぶりを見る限り、個の能力だけが決定的な差だったとは感じませんでした。

私が最も大きな差だと感じたのは、「戦術の引き出し」です。

ブラジルを率いるカルロ・アンチェロッティ監督は、世界トップレベルで長年実績を積み重ねてきた名将です。後半はアーリークロスを増やすなど攻撃の形に変化が見られ、日本の弱点を突くような戦い方になりました。その変化に日本は十分対応できなかったように見えました。

前回のワールドカップ後も、敗因として個の力の差が語られることが少なくありませんでした。しかし、今回も同様の課題が繰り返されたのであれば、個の力だけでなく、戦術面についても見直す必要があるのではないでしょうか。

そこで私が提案したいのは、「ワールドカップ優勝経験のある外国人監督の招聘」です。

ワールドカップ優勝を経験した監督は、世界一になるために何が必要かを身をもって知っています。優勝するための試合運び、相手に応じた戦術変更、選手起用、試合中の修正力など、その知見を日本代表に取り入れることができれば、日本の持つ技術力や組織力をさらに引き出せる可能性があります。

日本代表の個の力は、世界との差を着実に縮めてきたと私は考えています。だからこそ、次に必要なのは「世界一を知る戦術と経験」ではないでしょうか。私は、その挑戦が日本サッカーをワールドカップ優勝へ一歩近づける可能性があると考えています。

私は森保一監督のこれまでの功績を否定するつもりはありません。日本代表を世界の強豪と互角に戦えるチームへ育て上げた功績は大きいと思います。現在も、森保一監督の続投を支持する声は多くあります。しかし、ワールドカップ優勝という目標を本気で掲げるのであれば、監督交代も含めて真剣に議論すべき時期ではないかと私は考えています。

もちろん、続投か交代かに正解はありません。しかし、日本がベスト16の壁を越え、世界一という目標を本気で目指すのであれば、監督人事についても、これまでの延長線上ではない大胆な議論を始める時期に来ているのではないでしょうか。日本サッカーが次の歴史を切り開くために必要なのは、選手だけではなく、指導者も含めた新たな挑戦ではないでしょうか。

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吉田 卓善

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肩書 元出光興産社員(11年間)、元佐賀県庁職員(10年間)、
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