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井坂 ともや ブログ

【R8.3 常陸太田市議会一般質問⑤】再生可能エネルギーの推進、伝統的な工芸品を解説!

2026/4/7

こんにちは、井坂ともやです。
今回は、令和8年3月に行われた常陸太田市議会の一般質問から、鴨志田悟議員の質問内容と、市の答弁をピックアップしてご紹介します。

鴨志田議員の直近3回の質問は以下からお読みいただけます。
【R7.6 常陸太田市議会一般質問①】藤田新市長の政治姿勢、子どもの熱中症対策を解説!
【R7.9 常陸太田市議会一般質問⑤】久慈川の治水対策、小中学校のICT環境整備を解説!
【R7.12 常陸太田市議会一般質問⑤】特定外来植物の駆除、認証特産品の販路拡大などを解説!

鴨志田議員の質問テーマ

鴨志田議員は今回、「再生可能エネルギーの推進」「伝統的な工芸品」の2つについて質問しました。

1.再生可能エネルギーの推進について
①太陽光発電(過去 5 年間の件数と発電出力の推移、補助金件数、公共施設への導入)
②風力発電の現況
③バイオマス発電の現況

2.伝統的な工芸品について 
①市内の伝統的な工芸品に関する取り組み
②「高齢者生産活動センターさとみ」のわら工品生産活動の現況

「再生可能エネルギー、進んでいるのか?」
「伝統工芸はこのまま消えてしまうのか?」

今回は市議会の一般質問から見えてきた現状を解説します。

再生可能エネルギーの推進

鴨志田議員の問題提起

まず1つ目は、再生可能エネルギーの推進についてです。

鴨志田議員は、気候変動が年々深刻になる中で、市としても再生可能エネルギーをどう進めているのかを確認しました。

具体的には、

・事業用、住宅用の太陽光発電や蓄電システムの導入状況
・公共施設への太陽光発電設備の設置状況
・風力発電やバイオマス発電の現状

について質問しました。

また、ただ再エネを増やせばよいというだけではなく、風力発電では地域の理解や環境への配慮、バイオマス発電では騒音や臭いなど、周辺住民への影響にも目を向ける必要があると問題提起しました。

市の答弁

これに対して市は、住宅用太陽光発電や蓄電システムには毎年一定の申請(毎年30件前後)があり、補助制度も継続していると答えました。
(事業用は和3年度から4年度にかけて設置禁止区域の新規指定により減少したが、その後は増加傾向。)

また、公共施設では、竜神大吊橋、道の駅ひたちおおた、常陸太田駅、里美中学校、金砂郷中学校など、複数の施設に太陽光発電設備を導入しているとのことでした。

さらに、市内では民間事業者による風力発電(里川町)バイオマス発電(宮の郷町)も進んでおり、再生可能エネルギーの推進に一定の役割を果たしていると説明しました。

一方で、市は、大規模な太陽光発電(いわゆるメガソーラー)については、森林伐採や土砂災害、生態系への影響などの課題もあるため、条例改正などにより適切な設置管理を図ってきたと答弁しました。

また、バイオマス発電施設に関する騒音や臭いについては、通報を受けて現地確認や測定を行った結果、基準を上回る状況ではなかったと説明。その上で、今後も苦情があれば適切に対応するとしています。

鴨志田議員の要望

これを受けて鴨志田議員は、住宅用太陽光発電はまだ十分とは言えないとして、市民への周知をさらに強めるよう求めました。

また、公共施設についても、今後の改修や新設のタイミングで、より積極的に太陽光発電設備を導入していくよう要望しました。

風力発電については、今後新たな計画もある中で、地元の理解や環境への配慮を大切にしながら進めてほしいと求めています。

井坂の視点

再生可能エネルギーについては、推進そのものに加えて、特に大規模な太陽光発電、いわゆるメガソーラーへの対応が重要な論点だと考えています。

市の答弁でもありましたが、常陸太田市では、令和8年4月1日に条例の一部が改正され、1万平方メートル以上の太陽光発電設備の設置を原則禁止とすることや、規制区域の新設、さらに事業終了後の撤去費用の確保の義務付けなどが盛り込まれました。

罰則規定こそありませんが、勧告や事業者名の公表、国や県への報告といった対応が可能となっており、一定の抑止力は期待できる内容です。

こうした条例は全国的にも広がっている中で、常陸太田市としても早い段階で対応できている点は評価できると感じました。

伝統的な工芸品

鴨志田議員の問題提起

2つ目のテーマは、伝統的な工芸品やわら工芸の継承についてです。

鴨志田議員は、常陸太田市には豊かな自然や歴史、文化がある一方で、そうした地域の技術や文化は、何もしなければ衰退してしまうと指摘しました。

その上で、行政としても、伝統工芸や地域に根づいたものづくりを支えていく必要があるのではないかと質問しました。

特に今回は、市内の伝統的工芸品への取り組みに加え、高齢者生産活動センターさとみで行われているわら工芸品の生産活動について取り上げました。

市の答弁

市は、市内では雪村うちわ茨城県の伝統工芸品に指定されていること、また市としても複数の品目(雪村うちわ、かな料紙河合の箒アトピーキラー)を認証特産品として認証し、生産拡大や販売促進、情報発信を行っていると答えました。

さらに、高齢者生産活動センターさとみでは、現在17名で、しめ縄や飾り物などのわら工芸品を生産しており、県内外の神社や自治会、企業、個人から注文を受けているとのことでした。

注文数も一定数(200件超)あり、本物のわらを使った手作り製品として品質面でも好評を得ていると説明しました。

一方で、会員数はセンター開設当時と比べて減少しており、施設も老朽化しているため、現在は市内公共施設への移転も視野に調整を進めていると答弁しました。

鴨志田議員の要望

これに対し鴨志田議員は、後継者不足が深刻になる中で、地域に息づく技術や文化が失われてしまわないよう、行政として支援を検討していく必要があると提案しました。

また、高齢者生産活動センター里美のわら工芸品づくりについても、全国各地から注文が入る貴重な活動だとして、技術継承のための支援や、活動を続けられる施設環境の整備を求めました。

井坂の視点

伝統工芸品については、単に守るという視点だけでなく、現実的に継承していくための「持続できる仕組みづくり」が重要だと考えます。

例えば、現役世代が副業として関われる形をつくることで担い手の裾野を広げることや、ふるさと納税の返礼品として活用し、安定した収入につなげていくことも一つの方法です。

また、伝統工芸品は「作る」だけでなく、「体験する」価値も持っています。インバウンド観光客に向けた文化体験として展開することで、新たな需要の創出にもつながる可能性があります。

守るだけでなく、稼げる仕組みと組み合わせていくことが、これからの継承には必要だと考えます。

まとめ

今回の鴨志田議員の質問と市の答弁について注目のポイントをまとめてみました。

分かりやすいように表現をかみ砕いた形にしています。

また、すべてのポイントを整理しているわけではありませんので、ご了承ください。

実際の発言内容、答弁内容は議会中継のアーカイブなどをご確認ください。

最後に

鴨志田議員の一般質問を通して、未来に向けて限られた資源の中でどうエネルギーを生み出すか伝統文化を未来へどう残していくか、という過去・現在・未来を結ぶ視点で課題が議論されました。

💬 ご意見・ご感想募集中!

気になることやご意見がありましたら、以下からお寄せいただければと思います。

📩: [email protected]

お問い合わせフォーム:https://forms.gle/NrxfN7jTu8tjkKJ4A

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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肩書 日本語教師 情報発信者 元市職員
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