2026/5/14

こんにちは。向日市議会議員の林リエです。
今日(5月14日)の京都新聞トップ、皆さんはもうご覧になりましたか?
モーター大手ニデックで、品質に関する不正の疑いが新たに発覚したというニュースです。会計不正に続き、今度は顧客に無断で設計を変更したり、検査データを改ざんしたりしていたという内容。確認された件数は1,000件超にのぼるとも報じられています。
第三者委員会の報告書では、根本的な原因として創業者・永守重信氏による「業績必達への強いプレッシャー」が挙げられ、「最も責めを負うべきは永守氏」と断じられました。
これは京都を代表する企業の話。決して他人事ではありません。
そして、私には「向日市のこと」と切り離して読めない理由があります。
ニデックが向日市内に購入した土地は、向日市の総面積のおよそ1%に相当する広大なものです。
この土地の大字(おおあざ)の名前が、わずか3か月で「ニデックパーク」に決まりました。(最終決定権は議会にあるので私は私たち議会のことであると申し訳なく思っています)
https://rie-japan.com/blog/520/
私が所属する会派「明日の向日」は、この命名に「時期尚早」として反対しました。地域の歴史や住民感情に関わる地名をこれほど短期間で決めてしまうことへの疑問、そして意思決定のプロセスへの懸念があったからです。
しかし、結果は賛成多数で可決。
新人議員ながら、この一連の流れを間近で見ていて、正直に言います。行政がニデックから強いプレッシャーを受けているのではないか、そう感じずにはいられませんでした。
企業の名前を、公共の地名に冠する。それがたった3か月で決まる。今回のニデックをめぐる一連の報道と重ね合わせると、あのときの違和感がさらに大きくなっています。
もう一つ、皆さんにぜひ知っておいてほしいことがあります。
ニデックが購入したこの農地、本来は宅地として課税しなければならなかったにもかかわらず、農地のまま課税されていたことを、市民の方が発見しました。
農地と宅地では税額が大きく異なります。本来向日市に入るべき税収が、正しく徴収されていなかったということです。
これを受け、私の会派の代表である杉谷議員が向日市を相手に裁判を起こしました。
そして司法は判断を下しました。「課税方法が間違っている。ニデックから適正な税金を徴収せよ」と。
向日市の勝訴ではなく、市民側の訴えが認められた形です。
ところが、向日市はこの判決を受け入れず、最高裁判所に上告しました。
私はここで、深く驚きました。
本来であれば、ニデックから適正な税金が徴収されれば、向日市民の税収が増えます。 市民サービスの充実にも使えるお金です。市民にとってプラスになるはずの結果を、なぜ市は争うのか。しかも、その裁判費用もまた、私たちの税金から支出されます。
一体、誰のための判断なのでしょうか。
向日市には「永守重信市民会館」があります。
ニデック創業者の永守重信氏のご寄付によって建てられた、市民の文化拠点です。ご寄付をいただいたことへの感謝は、私も持っています。この施設の名称は私が議員になる前に議会で採択されています。
ただ、今回の一連の報道を受け、改めてこの事実と向き合うとき、私は複雑な思いを抱かずにはいられません。
寄付という形の「恩」が、行政の判断に影響を与えていないか。議員の一人として、そこは冷静に見ていく必要があると感じています。
今回のニデックの第三者委員会報告書が指摘したのは、「強いプレッシャー」が組織の判断を歪めたという構図です。
地名が3か月で決まったこと。農地課税の問題で市が上告したこと。市民会館に冠された名前。
これらの点を一つひとつ見ると、それぞれに説明はつくかもしれません。でも、全部を並べて見たとき、私は問わずにはいられないのです。
向日市も、ニデックからの強いプレッシャーを受けていたのではないか、と。
これは断定ではありません。あくまで私個人の率直な問いです。
でも、だからこそ皆さんに聞きたい。
皆さんは、どうお考えですか?
向日市民として、この問題をどう受け止めていますか。ぜひ、ご意見をお聞かせください。
毎週木曜日のスタンディングでも、公式サイトのお問い合わせフォームからでも、気軽に声を届けてください。
市民の声が、まちを動かす力になります。
変わる、変える 明日の向日
幸せ都市・向日を一緒に創っていきましょう!
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